“主将”ソン・フンミン(27・トッテナム)は、自分1人だけ目立とうとはしない。
9月10日、パウロ・ベント監督率いるサッカー韓国代表は2022年カタールW杯アジア2次予選・第1戦、トルクメニスタン代表との試合を相手の首都アシガバードのコペドダグ・スタジアムで迎え、2-0で勝利した。
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前半13分にナ・サンホのAマッチ初ゴールで先制すると、後半36分にはチョン・ウヨンがフリーキックから直接シュートを狙い、ゴールに突き刺した。プレッシャーのかかる大事な初戦を完封勝利で終えた。
先発出場したソン・フンミンはこの試合、主将としての役割をまっとうした。
得点に絡むことはなかったが、中央とサイドを問わずチームの攻撃を指揮するゲームメーカーの役割を担うと、後方まで降りて守備にも積極的に参加するなど、攻守にわたって献身した。
後半28分に見せたディフェンスは、特に印象的だ。カウンターからドリブル突破を図ったトルクメニスタンの選手に対し、DFラインまで降りてきたソン・フンミンが上手く肩を当てて、ボールを奪い取った。
後半34分には、ペナルティエリア手前でパスを受けたソン・フンミンが相手の激しいファウルに遭い、FKのチャンスを得る。キッカーを務めたチョン・ウヨンの素晴らしい右足シュートで追加点を挙げた韓国は、その後の試合を余裕を持って展開することができた。
キャプテンマークを巻いて初めて臨むワールドカップ予選でソン・フンミンは、代表チームに招集される前から主将としての役割に乗り出した。
後輩たちがもっと真剣に代表戦に取り組めるように責任を強調すると、9月5日のジョージア戦後には不満の残る内容に苦言を呈し、チームの雰囲気を引き締めた。
トルクメニスタン戦でソン・フンミンは、後半44分になってようやく最初のシュートを放った。
主将の役割をまっとうしたソン・フンミンの献身により、韓国は気持ち良く第2戦、ホームでスリランカを迎え撃つ準備を行えるようになった。
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