韓国人初のセリエA優勝も「十分可能」 絶好調ナポリ支える“韓国のファン・ダイク”を母国紙称賛

2022年10月17日 サッカー #欧州サッカー

驚異的なペースだ。ナポリはセリエA、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)と2つのコンペティションを行き来しながら、公式戦10連勝をマークしている。

セリエAだけでなく、リヴァプールやアヤックスと同居したCLグループステージでも全勝を貫き、4試合終了時点で早くも決勝トーナメント進出を確定した。今季は現在まで公式戦14試合12勝2分を記録している。

この勢いであれば、ナポリは1989-1990シーズン以来33年ぶりのスクデットへの欲を出すに値するだろう。ローマ(6位)やインテル(7位)、ユヴェントス(8位)などセリエA伝統の強豪が軒並み苦しんでいるだけに、ナポリのチャレンジにはさらに弾みがついている。

まだシーズンも序盤とはいえ、現在のパフォーマンスを見ればナポリの優勝は十分に可能と言える。

何より、新戦力のジョージア代表FWフビチャ・クヴァラツヘリア(21)を中心とした攻撃陣の火力は圧倒的であり、チーム全体のスカッドも安定しているだけに、今後も好調を継続できると見られる。

(写真提供=韓国サッカー協会)キム・ミンジェ

加入初年度にしてナポリ守備陣の中核に定着したキム・ミンジェは、韓国人選手として史上初のセリエA優勝に挑戦している。

身長190cmの優れた体格で圧倒的なフィジカルを誇り、スピードや1対1の守備、さらにはビルドアップ能力も優れることから“韓国のファン・ダイク”と呼ばれるキム・ミンジェは、抜群の安定感を誇りつつ、積極的な守備でナポリの後方を守っている。

ナポリは攻撃的な性向が強いだけに、守備の負担が大きいチームだ。それでも、キム・ミンジェを中心に強固な守備を構築し、リーグ戦10試合での失点数は「9」。CLでも4試合で4失点のみとしている。

ナポリは来る24日、アウェイのスタディオ・オリンピコでセリエA第11節のローマ戦を戦う。27日にはCLグループステージ第5節のレンジャーズ戦を控えている。

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