韓国Kリーグ1(1部)の大邱(テグ)FCは9月8日、韓国代表GKク・ソンユン(28)との契約を双方合意の上で解除したことを発表した。
大邱FCは契約解除の理由について「ク・ソンユン選手の個人的な事情」とし、「ク・ソンユン選手に感謝の気持ちを伝え、ク・ソンユン選手の将来に幸せと幸運が共にすることを願っています」と伝えた。
ク・ソンユンは契約解除に際し、大邱FCが公式インスタグラムやYouTubeチャンネルで公開したメッセージ動画内で以下のように語っている。
「こんにちは、ク・ソンユンです。僕が除隊をした後、個人的な事情で大邱FCと双方合意の上で日本に戻ることになりました」
「大邱FCのファンの方々はたくさん待ってくださったと思うのですが、チームに復帰できないことが僕もとてももどかしく思います。チームが難しい状況でこのような挨拶をすることになり、僕自身心が重いですが、大邱FCはこうした状況を克服できる力を持っているチームだと思うので、ファンの方々にはスタジアムにたくさんお越しいただき、大きな声で応援していただければありがたいです」
「大邱FCとともにした素晴らしい瞬間と記憶が今も忘れられません。(その記憶を)最後まで忘れず、大切にしながら、遠くでも大邱FCを最後まで応援します。ありがとうございました」
1994年6月27日生まれのク・ソンユンは、セレッソ大阪U-18チームを経て2013年にトップチームに昇格。2015年に北海道コンサドーレ札幌に移籍し、守護神として活躍した。出場記録はJ1リーグ通算101試合、J2リーグ通算66試合。
その後、兵役のため2020年5月にKリーグ1の大邱FCに移籍。翌2021年から国軍体育部隊傘下のサッカーチームである金泉尚武(キムチョン・サンム)に入隊し、今年9月7日をもって除隊していた。出場記録はKリーグ1通算32試合、Kリーグ2(2部)通算18試合。
なお、除隊後に復帰予定だった大邱FCは、現在Kリーグ1で12チーム中11位と2部降格の危機に陥っている。
■【インタビュー】「本当にありがたいチーム」ク・ソンユンが明かした“札幌愛”
前へ
次へ