韓国サッカー協会(KFA)がオランダ・エールディヴィジの名門アヤックスと業務協約(MOU)を結んだ。
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KFAは9月4日、アヤックスとユース及び指導者育成のためのMOUを結んだことを発表した。
協約式は9月3日、アムステルダムにあるアヤックスの事務室で行われた。KFAのパク・ギョンフン専務、アヤックスのエドウィン・ファン・デル・サールCEOなど、双方の関係者が参加したことをKFAは伝えた。
アヤックスはオランダを代表するクラブだ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では4度の優勝経験があり、ヨハン・クライフやデニス・ベルカンプ、マルコ・ファン・バステンなど数多くのスター選手を輩出した。特には体系的なユース育成で国際的な名声を得ている。
KFAとアヤックスの協約期間は2025年8月までの3年間だ。同期間、双方は相互訪問と交流を通じて韓国のユース年代と指導者養成の協力をすることになる。
まず、KFAによるユース年代の有望株発掘プログラム「ゴールデンイレブン」の選抜家庭にアヤックスのユース指導者が直接参加する。さらには、選抜された「ゴールデンイレブン」の選手たちが、アヤックスの研修を通じて先進的なサッカーを経験できるようにした。
これとともに、アヤックスのユース育成システムと練習のノウハウも継続的に伝授される予定だ。
KFAは指導者養成のため、各種指導者講習会とテクニカルディレクターコースにアヤックスの技術講師たちが訪問し、講義を担当することにした。さらには、韓国の第一線で活躍する指導者たちが、定期的にアヤックスのユースチームとトップチームのトレーニング家庭に参加できるインターンシッププログラムも運営される計画だ。
また、来年からアヤックス主催で開催される国際ユース親善大会に韓国のユース代表チームが参加することで、欧州選手との試合経験も積むようにした。
KFAのパク・ギョンフン専務は、「KFAの要請に快く応じてくれたアヤックスに感謝する。世界最高を誇るアヤックスの選手育成システムを韓国のユースと指導者が上手く習得すれば、未来の韓国サッカーのレベルが一層向上すると信じている」と伝えた。
また、アヤックスのファン・デル・サールCEOも、「今年6月に韓国を訪問した際に送ってくださった韓国ファンの歓待と、KFAが我々のクラブに示した信頼に深く感謝する。今後、お互いにとって意味のある協力が行われ、双方どちらも大きな発展があることを期待している」と伝えた。
今回の協約は、今年6月に行われた2002年日韓W杯20周年記念行事にアヤックス役員陣が招待され、韓国を訪問したことをきっかけに実現した。当時、KFAのチョン・モンギュ会長とファン・デル・サールCEOが会って相互交流に共感し、双方が実務協議を進めてきた。
なお、KFAが欧州のクラブと業務協約を結んだのは、ドイツ・ブンデスリーガの名門バイエルン・ミュンヘンに続き今回が2回目だ。
バイエルンとは2019年に協約を結ぶも、新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく交流が進められなかったが、今年から開始された。
バイエルンのユース指導者が上半期に韓国を訪問し、KFAの「ゴールデンエイジ」プログラムに参加した韓国のユース選手をチェックした後、有望株6人を選抜したことがある。
当該の選手たちは来月にドイツへ渡り、バイエルンのユースチームの練習に参加する計画だ。
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