ドイツ・ブンデスリーガのシャルケは9月2日(日本時間)、韓国Kリーグ1(1部)の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)と2022年末まで予定していた韓国代表MFイ・ドンギョン(24)のレンタル契約を解除したことを発表した。
併せて、シャルケはイ・ドンギョンがドイツ2部のハンザ・ロストックにレンタル移籍されることを発表した。ハンザ・ロストックによると契約期間は2023年6月30日までであり、背番号は17番を着用する。
1997年9月20日生まれのイ・ドンギョンは蔚山現代ユース出身で、2018年にトップチームでプロデビュー。同年夏にKリーグ2(2部)のFC安養(アニャン)へのレンタル移籍で半年間プレーすると、翌2019年からは蔚山現代に復帰し、2021年まで在籍した。Kリーグ1通算記録は72試合11ゴール6アシスト。
その後、今年1月に当時2部所属のシャルケにレンタル移籍で加入したが、2月下旬に中足骨骨折で長期離脱を強いられ、2021-2022シーズンはわずか1試合の出場に。シーズン終了後には2022年末までのレンタル期間延長が発表されたが、今季リーグ戦では開幕からベンチ外の状況が続き、最終的に契約解除となった。
シャルケは今季から日本代表DF吉田麻也(34)が所属しているが、2人が同じピッチでプレーすることはなかった。
シャルケのルーベン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)は「イ・ドンギョンも我々もこのような時間を想像していなかった。ただ、現状で全員にとって何が最高の解決策であるかを天秤にかけなければならなかった。彼は立派な選手でプロであり、韓国代表への復帰を望んでいる。このような理由で、我々はイ・ドンギョンとのレンタル契約を終了することに決めた。彼の未来の幸運を祈っている」と、イ・ドンギョンに別れの挨拶を伝えた。
ハンザ・ロストックで再起を図るイ・ドンギョンは、「もっと多くプレーできるチームを探していた。(蔚山現代時代の)元チームメイトのルーカス・ヒンテルゼーアを通じてハンザ・ロストックと接触した。僕はヒンテルゼーアと6カ月間ともにプレーした。ハンザ・ロストックの素晴らしいファンの応援とプレースタイルを気に入っている。この地で上手くやれるよう最善を尽くしたい」と伝えた。
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