飲酒運転摘発で全北現代(チョンブク・ヒョンデ)を退団した後、活躍の場をポルトガルに移した日本人MF邦本宜裕(24、カーザ・ピアAC)が新天地での初ゴールを決めた。
邦本は8月30日(日本時間)、アウェーのエスタディオ・D・アフォンソ・エンリケスで行われたプリメイラ・リーガ第4節のヴィトーリア・ギマランイス戦で、前半7分に先制となる決勝ゴールを決めてチームを1-0の勝利に導いた。
当時はチームメイトが左サイドで相手選手からボールを奪うと、これを見た邦本が自陣から激走。最後はペナルティエリア手前でパスを受け、ワントラップから利き足の左足でシュートをネットに突き刺した。
邦本は去る22日に行われた前節のボアヴィスタ戦でも、1アシストの活躍でチームの2-0の勝利に貢献していた。そして今回、ポルトガルでの初ゴールを決めるとともに、2試合連続でスコアポイントを記録した。
1997年10月生まれの邦本は浦和レッズユース出身。アビスパ福岡を経て2018年に韓国Kリーグに進出し、慶南(キョンナム)FCでの活躍を受けて2020年に王者・全北現代(チョンブク・ヒョンデ)に加入した。
全北現代では2022シーズンに14試合4ゴール1アシストを記録し、ラウンドMVPに1度、ラウンドベストイレブンに3度選ばれるなど活躍を見せていたが、今年7月8日未明に飲酒運転が警察に摘発され、13日に双方合意の上で契約を解除。
そして同月27日、83年ぶりに1部昇格を果たしたカーザ・ピアACへの加入が発表された。ポルトガルでは現在まで行われた4試合すべてに先発出場しており、攻撃陣の主力の一角を担っている。
なお、カーザ・ピアACの次戦は来る9月4日、ホームのエスタディオ・ピナ・マニクで行われる第5節のアロウカ戦を予定している。
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