ACL制覇も経験した韓国の古豪・城南が売却危機…ホームタウン移転の可能性に選手・ファン怒り訴え

2022年08月22日 サッカー #Kリーグ
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「納得できない状況だ。チームが最下位になればすべてなくならなければならないのか?とても腹が立つ」

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かつては「城南一和天馬(ソンナム・イルファ・チョンマ)」として7度のリーグ優勝、2度のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝を成し遂げ、現在は城南(ソンナム)市が運営する市民クラブとして活動するKリーグ1(1部)の城南FC。

そんな韓国の古豪が今、消滅の危機に揺らいでいる。

城南FCは8月21日、アウェーで行われたKリーグ1第24節のFCソウル戦で0-2と敗れた。これでリーグ戦直近3連敗とし、順位も12チーム中最下位と2部降格が現実味を帯びているなか、試合前のとある報道がチームに激震を与えた。

城南FCのオーナーである城南市のシン・サンジン市長が、とある韓国メディアとのインタビューで城南FCの「クラブ売却」及び「ホームタウン移転」の可能性を言及したのだ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)城南FC

「我々にできることはないが…」

この報道を受け、FCソウル戦が行われたソウルワールドカップ競技場に駆け付けた城南FCのファンは「売却撤回」を訴えた。

「城南市はクラブの売却決定を撤回せよ」というプラカードとともに、「ホームタウン移転反対」を切実に叫んだ。ファンの声はいつにも増して凄絶さがにじみ出ていた。

城南FCキャプテンであり最年長の元韓国代表GKキム・ヨングァン(39)は試合後、ミックスゾーンで「ファンに申し訳なく、顔を見ることができなかった。最後まで応援してくださって本当に感謝している。我々は諦めないので最後まで応援してほしい」と伝えた。

キム・ヨングァンは突然の“売却説”に感情がこみあげているようだった。彼は「城南はKリーグで優勝の歴史を築いたクラブであり、名門クラブだ」と語ると、「そんなチームがとある選択によってすべて左右されてしまうことが残念に思う。なぜそのような決定をするのかがわからない」と疑問を呈した。

それとともに、「チームが最下位になればすべてなくならなければならないのか?とても腹が立つ」と心情を吐露した。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ヨングァン

城南FCを率いるのは、現役時代にヴィッセル神戸、京都サンガF.C.に在籍したキム・ナミル監督だ。指揮官は言葉を自制しながらも、自分なりの見解を示した。

キム監督は「私たちにできることはないと思う。城南市がどんな考えと計画を持っているかはわからないが、我々はその運営についていくしかない立場だ。それでも、城南FCに関心を持って支援してほしいと思いを伝えた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ナミル監督

チームを取り巻く状況が騒がしいなかでも、城南FCは無事にシーズンを終えなければならない。キム・ヨングァンは取材の最後に、後輩へ心からのメッセージを伝えていた。

「今までサッカーをしながら、一日を振り返ったときに後悔が残らないよう一生懸命プレーした。チームがこのような状況に置かれているなかでも、最後まで最善を尽くし、自分たちの姿を見せなければならない。満足してはならない」

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