【韓国の視点】ヴィッセル神戸はイニエスタだけじゃない…全北現代が警戒すべき“総合力”と“底力”

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全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースが、アジアの頂点に向かう道の過程で経験豊富なスター選手と相対する。

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韓国Kリーグ1(1部)王者の全北現代は本日(8月22日)、埼玉スタジアム2002で行われるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント準々決勝でJ1リーグの強豪・ヴィッセル神戸と激突する。

全北現代は去る18日、浦和駒場スタジアムで行われた1回戦で大邱(テグ)FCと延長戦までもつれる接戦の末、2-1で勝利しベスト8に駒を進めた。

準々決勝で対戦する神戸は、Jリーグでも屈指の豪華ラインナップを誇るチームだ。欧州の強豪バルセロナで“世界最高の中盤”として活躍した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)をはじめ、現役日本代表のFW大迫勇也(32)、欧州経験者のDF酒井高徳(31)、FW武藤嘉紀(30)らがいる。

さらには、今夏の移籍市場で仁川(インチョン)ユナイテッドを離れ、神戸に新加入したモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ(30)も名を連ねている。ムゴシャは今季Kリーグの前半戦だけで一挙14得点を挙げると、そのパフォーマンスが認められて高待遇で神戸へ移籍した。

もっとも、イニエスタやムゴシャの存在が恐ろしいとはいえ、国内出身選手への警戒も怠ってはならない。1人や2人を防げば勝てるようなチームではなく、全北現代としては徹底した準備が求められる。

キム・サンシク監督も前日会見で、「大迫勇也や飯野七聖らのコンディションが良いと見ている。攻撃陣には欧州でプレーした選手が多い」と神戸のラインナップを警戒した。

イニエスタ(写真は2020年ACL)

神戸撃破へカギ握る「体力」

今季の神戸はJリーグで極度の不振に陥っている。25試合消化時点で6勝6分13敗の勝ち点24とし、入れ替え戦圏内の18チーム中16位に沈んでいる。まさに降格を心配しなければならない順位だ。

ただ、ACLに舞台を移せば話は変わる。神戸は18日の1回戦でJ1リーグ首位の横浜F・マリノスとの同国対決を戦い、3-2で勝利する底力を見せつけた。リーグ戦でのパフォーマンスだけで判断してはならない部分だ。

また、神戸は自国開催というアドバンテージも抱えている。あらゆる面で全北現代よりも神戸が有利と言える。

全北現代としても退くわけにはいかない。今季Kリーグ1では27試合消化時点で14勝7分6敗の勝ち点49で12チーム中2位。勝ち点58で首位の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)とは9ポイント差をつけられ、優勝争いで遅れを取っている。元々ACL制覇の優先順位が高かっただけに、神戸を抑えて準決勝に進みたい意志が強い。

昨季は準々決勝で蔚山現代と激突し、延長戦の末2-3で悔しい敗戦を喫した。「昨年はベスト8に終わったが、今年やより高いところに上がれるよう努力する」と、キム監督は準決勝、さらには決勝まで進む強い意志を示した。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)決勝トーナメント1回戦での全北現代

カギを握るのは体力だ。全北現代は去る7月30日から今月18日までの約3週間で計6試合を戦った。真夏の猛暑のなか、殺人的ともいえる日程を消化した。よりによって外国人選手のFWスタニスラフ・イリュチェンコ(32、FCソウル)に移籍し、日本人MF邦本宜裕(24、カーザ・ピアAC)も飲酒運転摘発で契約解除となったなか、極限の日程をこなしている。

直近の大邱FC戦でも延長戦の死闘を戦っただけに、いかに体力を回復できるかがカギとなる見通しだ。

キム監督は「回復とトレーニングを同時に行わなければならないが、練習場への移動時間などもあって時間も多くない。それでも選手たちの目つきは生きており、やろうとする気持ちがいつにも増して強いようだ」と、強い精神力を持って神戸を乗り越えることを約束した。

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