韓国Kリーグ1(1部)の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースは8月1日、ジョージア代表MFトルニケ・オクリアシュウィリ(30)の獲得を撤回したことを発表した。
全北現代は去る7月15日、オクリアシュウィリの獲得を公式SNSなどを通じて正式発表していた。
しかしその後、現地で追加のメディカルチェックを実施したところ、検査結果でクラブの要求値に符合しない部分が発見されたため、選手との合意の下、獲得を撤回することに決めたという。
1992年2月12日生まれのオクリアシュウィリは、2009年に母国でプロデビューした後、ウクライナやベルギー、トルコ、ロシアを渡り歩き、昨季はキプロスのAPOELニコシアでプレーしていた。また、ジョージア代表として、国際Aマッチ50試合13ゴールを記録していた。
全北現代は7月15日に閉幕した夏の移籍市場で、ロシアとドイツの二重国籍を持つFWスタニスラフ・イリュチェンコ(31)をFCソウルに、韓国代表右サイドバックのDFイ・ヨン(35)をレンタル移籍で水原(スウォン)FCに放出。
また、飲酒運転が摘発された日本人MF邦本宜裕(24、カーザ・ピアAC)とは、相互合意の下で契約を解除していた。
そんななか、オクリアシュウィリはイリュチェンコ、邦本の抜けた攻撃陣の即戦力として活躍が期待されていた。だが、結局は全北現代のユニホームを着ることはおろか、韓国に入国することもなく、補強は失敗に終わった。
このため、全北現代は今夏の移籍市場を、サウジアラビアのアル・ナスルと韓国代表DFキム・ジンス(30)のレンタル期間延長で合意した以外には、一人の新戦力も獲得することなく、遅れた形で締めくくることになった。
なお、全北現代は現在、第23節終了時点のKリーグ1で13勝6分4敗の勝ち点45とし、1位の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ、勝ち点50)と5ポイント差の2位につける。
また、来る8月18日、日本で行われるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦では、浦和駒場スタジアムで同国の大邱(テグ)FCと対戦予定だ。
(記事提供=OSEN)
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