帰化選手のラ・ゴンア(34、全州KGCイージス)が、男子バスケットボール韓国代表からの引退を予告した。
チュ・イルスン監督率いる韓国代表は7月21日、インドネシア・ジャカルタで行われたFIBAアジアカップ2022の準々決勝で、ニュージーランド代表に78-88で敗れた。
前身のアジア選手権時代を含め、韓国代表がベスト8で脱落したのは今回が3度目だ。なお、準々決勝では日本代表もオーストラリア代表に85-99で敗れた。
韓国代表は第3クォーター中盤まで優勢な試合を繰り広げたが、ガードのイ・デソン(32、韓国ガス公社ペガサス)がテクニカルファウルの累積によって退場となって以降、急激に崩れた。
ホ・ウン(28、全州KGCイージス)が新型コロナウイルス感染、ホ・フン(26、尚武)が足首負傷で欠場しており、ガード不在のまま試合せざるを得なくなった韓国代表は、終盤にもチェ・ジュンヨン(28、ソウルSKナイツ)が退場となり、ピンチを乗り越えることができなかった。
ラ・ゴンアはこの試合で19得点14リバウンドと善戦した。長身選手のそろうニュージーランド代表相手に、2点シュートは5/16で31.2%と乱調だったが、3点シュートを2本成功させるなど、インサイド・アウトサイド両方で活躍した。
試合後、ラ・ゴンアは大会を終えた現在の心境をSNSに掲載。
「望む結果ではなかったが、コートですべてをつぎ込んだ。いくつかのひどい場面もあったが、最善を尽くした。最高の試合をすることができなくて申し訳ない。ただ、率直に言って、自分の出来ることすべてを捧げた」と打ち明けた。
米バージニア州出身で2012年に韓国に渡ったラ・ゴンアも、いつしか30代中盤の年齢となった。来年9月に延期された杭州アジア大会は、ラ・ゴンアにとって韓国代表でプレーする最後の舞台となる見通しだ。
ラ・ゴンアは「チームメイトが本当に誇らしい。彼らとプレーできる最後のアジア大会が楽しみだ。代表での私の時間は終わりつつある。代表生活も本当に楽しかった。この素晴らしいチームでプレーできる私の最後の年も楽しみたい」と、アジア大会を最後に代表を引退する意向をほのめかした。
今大会における韓国は、インドネシア現地のファンから多くの人気を得たチームだ。何より、多くの女性ファンが韓国を応援していた。
ラ・ゴンアは「韓国のファンと、現地ですべての試合を応援してくださったインドネシアのファンに本当に感謝したい」と伝えた。
(記事提供=OSEN)
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