飲酒運転発覚によってまたしても韓国のプロバスケ選手が引退を決断した。2022年に入って2人目の事例だ。
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原州(ウォンジュ)DBプロミは6月28日、「25日に飲酒運転事故を起こして警察調査を受けているペ・ガンリュル選手が、28日、韓国プロバスケットボール連盟(KBL)の懲戒が決定した直後、クラブに引退の意思を明らかにした」と発表した。
KBLはこれに先立ち、同日11時に論峴洞(ノニョンドン)KBLセンターで開催した第27期第5次財政委員会で、25日に全州(チョンジュ)近隣道路で飲酒運転事故を起こしたペ・ガンリュルに対し、54試合の出場停止と社会奉仕時間120時間、制裁金1000万ウォン(日本円=約100万円)の処分を下した。
KBLは処分決定とともに、「飲酒運転、薬物服用、八百長、暴力などには無寛容の原則を守っている。再発防止のために選手教育、球団との協力体制強化などにより一層努める」と伝えている。
KBLの懲戒によって来季の出場が不可能になったペ・ガンリュルは、引退を決断した。
ペ・ガンリュルは「プロ選手として物議を醸してしまったことで、バスケットボールファンの方々と関係者の方々に失望を抱かせてしまい本当に申し訳ございません。自分の過ちを深く反省し、KBLの制裁と奉仕活動などの措置を誠実に履行します」と伝えた。
原州DBプロミは「改めてファンの皆様に謝罪するとともに、今回の件に責任を痛感し、再発防止に万全を期すよう努力する」と伝えた。
KBLで飲酒運転によって選手が引退を表明したのは今年に入って2度目のこと。去る1月19日には、当時ソウル三星サンダース所属のチョン・ギボム(28)が飲酒運転をしたことが発覚した。チョン・ギボムとペ・ガンリュルはソウル三星サンダース時代にチームメイトでもあった。
飲酒運転発覚当時、チョン・ギボムは免許停止レベルの血中アルコール濃度が検出されただけでなく、運転者を自分から別の人物にすり替えようとした事実が伝えられた。
その後、KBLからは54試合出場停止と制裁金1000万ウォンの懲戒が下され、懲戒発表後にチョン・ギボムは引退を表明。ただ、6月27日、日本のBリーグ2部の福島ファイヤーボンズが獲得を発表した。
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