同世代の久保建英がレアル・ソシエダに移籍が濃厚となった今、イ・ガンイン(マジョルカ)の未来はどうなるのだろうか。
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イ・ガンインは現在、マジョルカのプレシーズン練習に合流し、新しいシーズンを準備している。マジョルカはオーストリアのチロルで練習とプレシーズンマッチを並行している。 7月16日にはヴィスク・クラコフとの練習試合に先発出場し、実戦を消化した。
イ・ガンインは今年6月、オランダの名門フェイエノールトからラブコールを受けるという報道の主人公になった。しかし、その後、特別なニュースは現地から伝わってこない。
一般的に、移籍を確実に決心した選手はプレシーズンの練習に参加しない。移籍に向けた明確な意思表現だと見ることができる。ナポリ入りが噂されているフェネルバフチェのキム・ミンジェもプレシーズン練習に参加していない。
マジョルカの新シーズン、つまりスペインのラ・リーガ開幕戦は来る8月16日に予定されている。1カ月という時間が残っているため、イ・ガンインの未来がどうなるかははっきり分からない。ただ、マジョルカを離れずに練習している今の状況は、残留の可能性もあるようにも見える。
イ・ガンインは幼い頃からスペインで成長したため、ラ・リーガのほかのクラブへの移籍を希望していると知られている。昨年、複数の海外クラブから提案があった中でマジョルに移籍したのも、ラ・リーガにとどまるための選択だった。フェイエノールトの提案を検討する中で、他の提案がなければマジョルカで来シーズンを過ごす可能性も排除できない。
イ・ガンインとともにマジョルカ攻撃陣を構築した日本の久保建英は、レアル・マドリードを離れ、レアル・ソシエダのユニホームを着る。スペインの『マルカ』をはじめ複数のメディアによると、ソシエダはレアル・マドリードに600万ユーロの移籍金を支払い、50%の権利だけを売却する交渉に同意した。5年後、レアル・マドリードが再度迎え入れを推進できるオプションも含まれているという。
久保が去ることが決まったなか、マジョルカはその代替者をまだ迎え入れてはいない。このままだとイ・ガンインのチーム内での比重が上がる可能性もある。より多くの出場機会を優先的に考えるイ・ガンインにとっては、マジョルカ残留も悪い選択肢ではない。
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