5月17日、Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、14~15日に行われたKリーグ1(1部)第12節、Kリーグ2(2部)第15節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表。
そこで、Kリーグ1第12節MVPには済州(チェジュ)ユナイテッドのMFイ・チャンミン(28)が選ばれた。
イ・チャンミンは5月15日、アウェーの水原(スウォン)総合運動場で行われた水原FCと済州の試合で1ゴールを記録し、済州を3-1の勝利に導いた。
この日の試合で先発出場したイ・チャンミンは、中盤で攻守をつなぐ役割を担い、安定的なゲームコントロールを披露。後半ロスタイムにはターンからのシュートでゴールを決め、勝利に貢献するとともに、試合終盤までチームメイトが集中力を失わないよう鼓舞する姿も見られた。
同日、済州は水原FCホームで当初は0-1とリードを許していたが、後半27分からFWチュ・ミンギュ(32)、FWキム・ジュゴン(26)、イ・チャンミンの連続ゴールで逆転勝利を収め、第12節のベストチームに選ばれた。
第12節のベストマッチは、5月14日に蔚山文殊サッカー競技場で行われた蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)と仁川(インチョン)ユナイテッドの試合だ。
この日の試合で、仁川は前半10分までにFWステファン・ムゴシャ(30)、FWイ・ヨンジェ(30)のゴールで2-0とリードしていた。ただ、対する蔚山現代も集中力を発揮し、ポスト直撃のシュートを数度放った後、MF天野純(30)とFWレオナルド(24)がゴールを決めて2-2の引き分けに終わった。
ベストイレブンでは、元FC東京のMFナ・サンホ(25)、元セレッソ大阪のDFオスマル(33)といった元Jリーガーが選ばれていた。
Kリーグ2第15節MVPは光州(クァンジュ)FCのFWホ・ユル(21)だ。
ホ・ユルは5月15日、光州サッカー専用球場で行われた光州FCと安山(アンサン)グリナースの試合で後半8分に先制ゴールを決め、チームの2-0の勝利に貢献した。
同日の試合は、Kリーグ2首位の光州FCと最下位の安山による対決だった。光州FCは安山の厚い守備に阻まれ、攻撃の展開方法に苦しんでいたが、後半に途中交代で出場したホ・ユル、FWハ・スンウン(24)が連続でゴールを決め、勝利を収めた。
両チームの攻撃、守備の戦術が輝いたこの日の試合は第15節のベストマッチに選ばれ、ホーム8連勝を達成した光州FCはベストチームに選ばれた。
ベストイレブンでは、元ジュビロ磐田、サガン鳥栖、V・ファーレン長崎のMFペク・ソンドン(30)、元鹿児島ユナイテッドFCのDFヨン・ジェミン(28)、元ギラヴァンツ北九州のDFアン・ヨンギュ(32)などが選ばれていた。
以下、Kリーグ1及びKリーグ2のベストイレブン。
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―Kリーグ1
FW:キム・デウォン(江原FC)、チュ・ミンギュ(済州ユナイテッド)、チョン・ジヌ(水原三星ブルーウィングス)
MF:ナ・サンホ(FCソウル)、セシーニャ(大邱FC)、イ・チャンミン(済州ユナイテッド)、チョ・ソンジュン(済州ユナイテッド)
DF:チョン・ウン(済州ユナイテッド)、オスマル(FCソウル)、デイブブルタイス(水原三星ブルーウィングス)
GK:ヤン・ヒョンモ(水原三星ブルーウィングス)
―Kリーグ2
FW:ホ・ユル(光州FC)、レオナルド・プラナ(全南ドラゴンズ)
MF:レアンドロ(大田ハナシチズン)、パク・ハンビン(光州FC)、ファン・ギウク(FC安養)、ペク・ソンドン(FC安養)
DF:チュ・ヒョヌ(FC安養)、ヨン・ジェミン(FC安養)、アン・ヨンギュ(光州FC)、イ・ジュンジェ(慶南FC)
GK:チェ・チョルウォン(富川FC 1995)
(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)
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