全米女子オープンを制したイ・ジョンウン6「お金よりも楽しむゴルフを」【独占インタビュー】

彼女は「申ジエ先輩に会って、自己管理の重要性を認識した」と語った。ラーメンと炭酸飲料が大好物だが、それを我慢することで、一種の動機を作る考えに変えた。

彼女は「一日ノーボギーだったらコーラを、優勝したらラーメンを食べると自分自身に約束した。肯定的な動機になっている」と述べた。

極限の自己統制をやりきってこそ、孤独な自分との戦いを勝ち抜くことができるということは、子供の頃から体得していた。

イ・ジョンウンは「いつも同じようなパターンとスケジュールで試合を繰り返していると、退屈な感じがするときがある。ゴルフは、自分自身をどのように乗り越えかによって結果が左右される。外部環境によって、複雑な状況が発生していないことに感謝の心を持とうと努力している。それが疲れない力になる」と強調した。

外部からの誘惑に負けず、極限の状況でも信念を守ることができる動力も、そんな思考から生まれている。

(写真提供=LPGA)

「オンリー・シックス!」東京五輪出場へ

イ・ジョンウンの名前の後には、常に数字の「6」がつきまとう。アメリカでも登録名は「イ・ジョンウン6」だ。全米女子オープンを制したときも、名前の後ろについた「6」が議論になったりした。

イ・ジョンウンは「個人的に6という数字が幸運の数字でもあるが、米国女子ツアーに同じ名前を持つイ・ジョンウン先輩がいるので、正確な区別のために名前の後に数字をつけたほうが正しいと考えている」と率直に語った。

彼女は「“ジョンウン”という発音を難しいと感じる人が多いのだが、選手やキャディーが“シックス”と呼んでくれることがとてもおもしろくていい。他のニックネームを持ちたいとも思わない」と、愛着を表わした。

(写真提供=L&P Cosmetics)

世界ランキング7位(6月20日現在)であるため、2020年の東京五輪で“シックス旋風”が巻き起こる可能性は低くない。

しかしイ・ジョンウンは「今からオリンピックを考えて、成績面でのストレスを受けたくはない。今までしてきたように、すべての瞬間で最善を尽くせば、良い結果になると思う」と自信を見せた。

また「ゴルフ選手としてオリンピックという大舞台に立った選手は多くない。国家を代表する最高の選手だけが出場できる舞台なので、他のどんな大会よりも特別な意味があるだろう」と話した。

そこには、あえて訪れたチャンスを逃すことはしないという意志が見えた。

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