韓国の「イケメンすぎるサッカー選手」として知られる元U-24韓国代表MFチョン・スンウォン（25、水原三星ブルーウィングス）が、昨年のハロウィンに持ちかけられた“ノーマスクナンパ疑惑”と関連し、自身に対する無文別な悪質コメントへの強硬対応を予告した。
チョン・スンウォンの法律代理人を務める法務法人スオジェは4月1日、「（チョン・スンウォンに対する）虚偽の投稿に対し、積極的かつ強硬な法的措置を執る予定だ」と伝え、次のように続けた。
「オンライン上での虚偽流布により、（チョン・スンウォンが）いわゆる“ノーマスクナンパ”の汚名を着せられたまま、当時所属していた大邱FCから出場停止及び罰金などの懲戒処分を受けたことに対し異議を申し立てた。その結果、訴えられた内容がすべて事実であることが明らかになった」
「しかし、ネット上で虚偽の流布文とチョン・スンウォンを非難する内容の2次再生産追加投稿及び悪質コメントが無差別に作成、配布、伝播されたことで、チョン・スンウォンの名誉は大きく失墜した。チョン・スンウォンは回復することのできない実質的な被害を受けた状況だ」
チョン・スンウォンの疑惑とは、昨年のハロウィンに浮上したもの。当時、11月1日未明に大邱（テグ）FC所属だったチョン・スンウォン、パク・ハンビン（24、光州FC）、ファン・スンミン（31、水原FC）、慶南（キョンナム）FC所属だったキム・ドンジン（29、FC安養）が、大邱広域市の繁華街である東城路（トンソンロ）でマスクを着用せずに女性をナンパしていたと、韓国ネット上のとあるサッカーコミュニティで出回ったのだ。
ちょうど前日の10月31日には、大邱FCがホームで済州（チェジュ）ユナイテッドに0-5の大敗を喫していた。チョン・スンウォンとファン・スンミンが同試合を負傷欠場していたこともあり、特に大邱FCのファンは選手の軽率な行動に厳しい視線を送っていた。
しかし、今年1月に入りチョン・スンウォン側がこれらの疑惑をすべて否定。帰宅途中に飲食店で食事をしていたためにマスクを下ろしていただけであり、そこで選手たちに気付いたファンのカップルと会話を交わしていただけと釈明した。
そして3月31日、チョン・スンウォンらの“ノーマスクナンパ疑惑”を暴露をしたネットユーザーが直筆の謝罪文を掲載した。20代の大邱FCファンだというネットユーザーは、自身のパソコンのIPアドレスと身分証の写真も併せて掲載するとともに、次のようにつづった。
「書き込んだ内容はすべて虚偽の事実であり、チョン・スンウォン選手は防疫規則に違反せず、街中でナンパもしていませんでした。チョン・スンウォン選手はチームで最も人気の高い選手であり、ハンサムなルックスのため常に多くのファンがいることに20代の男性として羨ましさを抱き、自虐の念でチョン・スンウォン選手を傷つける虚偽の事実をネット上に流布するという大きな罪を犯しました」
「当時、チョン・スンウォン選手は飲食店の前で食事をしていて、カップルとみられるファンが近づいて挨拶をしていた状態でした。その瞬間を私がこっそりパパラッチのように写真を撮り、悪意のある文章で選手のイメージを壊してしまいました」
「一瞬の間違いで取り返しのつかない大事を起こしてしまい、怖くなって文章を作成できずぶるぶると震えていました。私の嘘の書き込みで大きな被害を受けたチョン・スンウォン選手と所属事務所関係者の方々、そして大きな混乱に見舞われたファンの方々に心からお詫び申し上げます。一生を反省して生きていきます」
結局、チョン・スンウォンにかけられた“ノーマスクナンパ”の疑惑はすべてが嘘であることが明らかになった形だ。しかし、これまでの間にチョン・スンウォンは大邱FCファンからの信頼を失うとともに、自身の名誉も大きく傷つけられることになってしまった。
昨季にはアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）決勝トーナメント1回戦の名古屋グランパス戦にも出場したチョン・スンウォンは、昨季限りで大邱FCを退団。今季から水原三星（スウォン・サムスン）ブルーウィングスに身を移し、背番号10を着用してプレーしている。
（記事提供＝OSEN）
◇チョン・スンウォン プロフィール
1997年2月24日生まれ。韓国・全羅北道出身。身長170cm、体重68kg。高校卒業後の2016シーズンにKリーグの大邱FCへ加入し、2021年4月にプロ通算100試合出場を達成。2022年に水原三星ブルーウィングスへ移籍した。U-24韓国代表として東京五輪出場経験もある。尊敬する人物は両親で、好きなサッカー選手はフランス代表MFエンゴロ・カンテ（チェルシー）。趣味はカフェ巡りと香水集め。その甘いルックスから女性ファンも多く、“韓国サッカー屈指のイケメン選手”として海外メディアに取り上げられることも多い。インスタグラムのフォロワー数は約57万9000人。
■【写真】肩のタトゥーがチラリ…チョン・スンウォンの“彫刻ビジュアル”
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