目標はイラン戦での勝利、そしてグループ1位でのワールドカップ最終予選通過だ。
パウロ・ベント監督率いるサッカー韓国代表は3月21日午後、坡州(パジュ)ナショナルトレーニングセンター(NFC)に召集され、3月のAマッチに向けた準備に入った。
韓国代表は3月24日、ソウルW杯スタジアムでイラン代表とワールドカップ最終予選第9戦を行う。3月29日にはアラブ首長国連邦と最終戦を戦う。
試合を控える中、新型コロナという変数によって、一部の選手が合流できなくなった。代表チームに入ってから追加感染の憂慮もあり、管理がさらに厳しくなった。
ベント監督は「自分たちではコントロールしにくい要素だ。試合前まで考慮しなければならないことでもある。新型コロナ感染確診者発生で代替抜擢に至った。ここにソン・フンミン、キム・ミンジェ、ファン・ウィジョらが火曜日に合流するため、最善の解決策を講じなければならない。しっかり管理して準備する」と語った。
韓国は過去11年間、イランを相手に4敗3分けと勝利がない。
さらに今回の試合ではグループ1位の座もかかっている。現在はイランが勝点22、韓国が20点でそれぞれ1、2位になっているが、今回の試合で韓国が勝利すれば、韓国が1位に上がる。
「最終予選を最善の方法で終えなければならない。2試合とも勝たなければならない。チームの重要な目標だ。1位の座を確保し、選手たちの意志を確かめたい」と意気込みを語った。
幸い、キャプテンのソン・フンミンが、所属するトッテナムの一員として挑んだ週末の試合で2ゴールを決めて大活躍した。それはベント監督にとっても吉報だ。
「シーズン中にある選手たちの状況は人それぞれ違う。ソン・フンミンは重要な選手だ。出場した試合を見ると、練習時間が足りなかったにもかかわらず、チームで重要な役割を担った。次の試合では、最高の選手たちをどう活用すべきか考えたい」(ベント監督)
久々のホームゲームとなる今回のイラン戦では、満員の観衆の応援もチームを後押しする。ベント監督も「満員のスタジアムは代表チームにとって最も良いニュースだ。観衆がスタンドを埋めることは、チームにとって重要な要素だ。特に、選手たちにとってはそうだ。昨年のUAE戦でのような応援を期待したい」とした。
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