自身のSNSで判定への疑問を示したFWイ・スンウ(24、水原FC)が懲戒処分を受けた。
Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は3月2日、賞罰委員会を開き、イ・スンウに対し250万ウォン(日本円=約25万円)の罰金を科すことを決定した。
バルセロナ下部組織出身で“韓国のメッシ”とも呼ばれたイ・スンウは、昨年11月にシント=トロイデン(ベルギー)との契約を解除した後、今季に母国Kリーグ1(1部)の水原(スウォン)FCに加入。
去る2月19日にアウェーの全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場で行われたKリーグ1第1節の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータース戦では後半から出場し、Kリーグ・デビューを果たしていた。
ただ、この試合後、イ・スンウは自身のSNSで疑問の表情の絵文字とともに、試合映像のキャプチャを掲載した。
キャプチャには、イ・スンウが敵陣ペナルティエリア内で相手DFに足を踏まれたように見えるシーンが映されていた。イ・スンウは試合当時、ペナルティキックを主張していたが、審判はノーファウルで試合を続行。イ・スンウはこの判定に言及した形だ。現在は当該の投稿はすでに削除されている。
韓国プロサッカー連盟はイ・スンウから経緯書を受け取った後、賞罰委員会に付託。賞罰委員会はイ・スンウの投稿がKリーグ賞罰規定に基づき、禁止されている「判定に対する否定的な言及」にあたると判断した。
なお、韓国プロサッカー連盟の賞罰規定第39条13-2には、「公式インタビューのほか、一般に公開されるいかなる経路を通じても、試合の判定や審判について一切の否定的な言及や表現をすることはできない」と明示されている。
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