韓国女子代表が“宿敵”中国女子代表と激突することになった。
2月3日(日本時間)にインドのシュリー・シヴ・チャトラパティ・スポーツコンプレックスで行われた女子アジアカップ準決勝で、中国がなでしこジャパン(日本女子代表)を破った。延長戦までの120分間を2-2で終え、PK戦を4-3で制し、決勝に駒を進めた。
これにより、来る6日午後8時にDYパティル・スタジアムで行われる決勝では、韓国と中国が相まみえることになった。
韓国は準決勝、フィリピン女子代表をMFチョ・ソヒョン(33、トッテナム)、FWソン・ファヨン(24、仁川現代レッドエンジェルズ)のゴールで2-0と勝利し、史上初の決勝進出に成功している。
初めての決勝で初優勝に挑む韓国だ。女子アジアカップにおける最高成績は2003年大会の3位で、過去一度も決勝に進出したことがなかった。
ただ、対する中国も手ごわい相手だ。FIFAランキングでは19位と同18位の韓国より1ランク低いが、女子アジアカップでは最多8度の優勝を誇る伝統の強豪である。
通算対戦成績でも、韓国が中国に4勝7分28敗と大きく負け越している。最後の勝利も、約6年半前の2015年8月に行われた東アジアカップ(現E-1サッカー選手権)までさかのぼらなければならず、以降、直近7試合で2分5敗としている。
直近の対戦は昨年4月の東京五輪アジア最終予選プレーオフ。当時、ホームでの第1戦で1-2と敗れた韓国は、アウェーでの第2戦で前半に2点先取し、一時逆転に成功する。しかし、後半に1点を返され2戦合計スコアで同点に追いつかれると、延長戦で再びゴールを決められ、2戦合計3-4で敗北。オリンピック初出場の夢を打ち砕かれた。
そんな中国と約10カ月ぶりに再戦する韓国。準々決勝ではアジア最強と名高いオーストラリア女子代表を破っただけに、中国も決して越えられない山ではない。宿敵にリベンジを果たし、悲願の初優勝を成し遂げることはできるのだろうか。
前へ
次へ