女子サッカー韓国代表FWチ・ソヨン(30、チェルシーFCウィメン)が、韓国プロサッカー選手協会(KPFA)の共同会長に就任した。
選手協会は3月16日、臨時総会を通じてチ・ソヨンを共同会長に選任したことを発表した。
女子サッカー韓国代表のエースであるチ・ソヨンは、去る2011年から2013年までINCA神戸レオネッサでプレーした後、2014年にFA女子スーパーリーグ(イングランド1部)のチェルシーFCウィメンへ加入。背番号10番を背負い、現在も活躍している。
昨年12月には、FA女子スーパーリーグで外国人選手として初めて100試合出場も達成した。
チ・ソヨンは、共同会長就任演説で次のように語っている。
「韓国プロサッカー選手協会はFIFPro(国際プロサッカー選手会)の正会員だ。FIFProでは男子サッカーと女子サッカーの選手を区分せず、同じサッカー選手とみる。そのため、ともに声を上げ、一つにならなければならないと常に強調している」
「私は韓国サッカー発展のため、ともに悩み、ともに作り上げることができるプラットフォームを構築し、選手たちの権利を保護できるように務めたい。これから女子サッカー選手協会がより成長し、発展できるよう最善を尽くしたい。皆が一丸となり、一緒に進んでいってほしい」
選手協会は、男女の選手が同等に声を上げられるよう、チ・ソヨンを共同会長に選任した。
選手協会のキム・フンギ事務総長は「今回のFIFPro世界総会の大きな話題の一つが、“女子選手の声をもっと聞き入れよう”ということだった」とし、「FIFProの意見を超え、男女の区分なく同じサッカー選手としてともに、同等に声を上げられるシステムを構築し、世界のサッカー界に新しいモデルを提示したい」と説明した。
また、チ・ソヨンとともに選手協会の共同会長を務める元男子サッカー韓国代表FWイ・グノ(35、大邱FC)は、「韓国プロサッカー選手協会は選手たちを代表する団体だ。サッカー選手が尊重されるべき権利において、性別は重要ではない。我々は同じサッカー選手としてともに意見を交わし、韓国サッカーの発展のために努力していきたい。チ・ソヨン会長とともに積極的に活動したいと」と伝えた。
新たに選手協会の共同会長に就任したチ・ソヨンは、ほかの選手たちとともに社会的弱者への貢献やサッカークリニックの開催、韓国サッカー発展のための各クラブ及び連盟との協力関係を強化していく計画だ。
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