韓国女子バレー界の“ドロ沼内紛”、当事者の遅すぎる謝罪意思に世論冷ややか…もはや“一人ぼっち”

韓国女子バレー界に騒動を巻き起こしたチョ・ソンファ(28)が追い詰められている。もはや「無人島に閉じ込められた」といっても過言ではない。

【関連】主将がチームを2度も無断離脱…韓国女子バレー人気を揺るがす内紛が勃発

Vリーグ女子部のIBK企業銀行アルトスは12月13日、チョ・ソンファとの契約解除を発表した。球団は「チョ・ソンファ選手の行動が選手契約に対する重大な違反に該当すると判断し、選手契約、法令、連盟規定に基づき解除手続きを進める」と伝えている。

IBK企業銀行が手続きを終えれば、チョ・ソンファは自由身分選手となる。このため、チョ・ソンファは2021-2022シーズンの第3ラウンドが終了する前までは、他球団への登録が可能となる。女子部の第3ラウンドは来る28日に終了する予定だ。

ただ、理論上は登録が可能とは言え、チョ・ソンファを獲得するチームはいないものとみられる。というのも、女子部の大多数のチームがチョ・ソンファ獲得に難色を示しているのだ。

球団Aの関係者は「女子部は今や大衆から大きな関心を受けている。どんなにチョ・ソンファが必要だとしても、彼女を迎え入れたことで世論の激しい非難を浴びることは明らかだ。コーチングスタッフはもちろん、我々も(チョ・ソンファ獲得を)考慮していない」と一蹴。

球団Bの関係者も、「(チョ・ソンファを)連れてくるチームが果たしているのか。1~2年後でも負担になるのに今は話にならない。不可能だ」と同様の意見を述べた。

(写真提供=KOVO)チョ・ソンファ

チョ・ソンファはVリーグ女子部を混沌に巻き込んだ張本人だ。ソ・ナムウォン前監督と確執を起こし、作戦タイムでの誠意のない返事も議論を呼んだ。しまいには監督の許可も得ずチームから無断で離脱するなど、強引な行動まで見せた。

すでに大衆にはネガティブなイメージがハッキリと定着している。大衆の人気を博しているプロ球団がチョ・ソンファを獲得する可能性は事実上ゼロに近い。セッターのポジションは貴重ではあるものの、そもそもチョ・ソンファが卓越した実力を備えているわけでもない。

こうした雰囲気を察したのか、チョ・ソンファは14日午後に法律代理人を通じて謝罪の意思を明らかにした。代理人は「チョ・ソンファ選手がバレーボールファンと関係者に謝罪の意を伝えたがっている」とし、「これまで謝罪できる機会がなく、ことが大きくなったことに対して謝罪する意志を示した」と伝えている。

加えて、法的手続きを踏む前に球団と疎通を図りたい意志も示した。なぜ突然態度を変えたのかはわからないが、遅れて尻尾を巻いた模様だ。

選手生命存続の危機

だが、謝罪の“ゴールデンタイム”はすでに過ぎ去った。

チョ・ソンファは10日、韓国バレーボール連盟(KOVO)の賞罰委員会に出席した。当時、メディアの前で謝罪を表明すれば、世論や自分の立場を多少なりとも変えられたはずだった。しかし、この日のチョ・ソンファは一度も口を開かなかった。代理人を通じて自身の立場を伝えたのみだった。

その立場も強硬なものだった。チョ・ソンファは自分が無断離脱をしたことはないと強く主張した。騒動発生当時、IBK企業銀行側が大きく注目されることを懸念して「(チョ・ソンファは)無断離脱ではない」と述べたことを根拠にしていた。

結局、賞罰委員会では何の判断も下せない状況を生み出した。事実上、IBK企業銀行との全面戦争を宣言したのと同じだ。

ただ、IBK企業銀行側は引き下がらなかった。契約解除の原因が球団ではなく選手にあるため、残りの年俸も支給しない計画だ。チョ・ソンファがこれに対し法的訴訟を進めた場合、IBK企業銀行も積極的に対応する構想を持っている。

IBK企業銀行の関係者は「帰責事由が明確に選手に存在している。我々が残りの年俸を支給する理由がない。チョ・ソンファ側が訴訟で対応するなら、それに対抗するしかない」と明らかにした。

もっとも、残りの年俸の受取可否がどうであれ、チョ・ソンファはプロ生活を続けることができない危機に直面した。結果と期して無謀な主張をして謝罪をしなかったことが自分を孤立させてしまった形だ。

1993年生まれとまだ20代のチョ・ソンファだが、早くも最悪の状況に追い込まれている。

【写真】“Vリーグ女神”に“美人姉妹”、日本との因縁も。韓国美女バレー選手ベスト6

【写真】「この世の美貌じゃない!」韓国バレー美人姉妹の圧巻ビジュアル

【関連】元バレー韓国代表キム・ヨンギョンにタメ口、指差し…韓国人MCの“無礼”に非難殺到

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集