やはりアル・ヒラルの壁は高く…浦項スティーラース、ACL決勝敗れ12年ぶり戴冠ならず

2021年11月24日 サッカー #ACL #Kリーグ

死力を尽くしたが、アル・ヒラルの壁は高かった。

【関連】今季ACLで韓国勢が躍進できた理由

浦項(ポハン)スティーラースは11月24日(日本時間)、サウジアラビア・リヤドのキング・ファハド国際スタジアムで行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝でアル・ヒラルに0-2で敗れた。

2009年以来12年ぶりの優勝を目指していた浦項の挑戦は惜しくも失敗に終わった。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)浦項の先発出場メンバー

6万8000人余りの観客の前で始まった決勝で、浦項は整備する前に一撃を食らった。開始早々、DFナセル・アル・ドサリ(22)の衝撃的なミドルシュートがゴールネットに突き刺さったのだ。公式記録は16秒で、ACL決勝における最短得点記録を16年ぶりに更新した。

アル・ヒラルは前線から強いプレッシャーで浦項のビルドアップを妨害した。特に、元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス(36)、元マリ代表MFムサ・マレガ(30)、ブラジル人MFマテウス・ペレイラ(25)は確実に脅威だった。

それでも、浦項は本来の姿を取り戻していった。前半11分、MFシン・ジンホ(33)のシュートはクロスバーを強打し、セカンドボールを拾ったFWイム・サンヒョプ(33)も左足を振り抜いたが、相手GKのファインセーブに阻まれた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)シン・ジンホ

一方で、浦項の守備陣はアル・ヒラルの強力攻撃陣に押し込まれた。前半23分にはゴミスにペナルティエリア内でシュートを放たれたが、その過程で防ぐことはできなかった。後方からのビルドアップも容易ではなく、DFアレックス・グラント(27)とDFクォン・ワンギュ(30)の両センターバックがともに前半にイエローカードを受けるなど苦戦を強いられた。

前半ロスタイムにはフリーキックからクォン・ワンギュがヘディングでゴールを狙ったが、シュートは惜しくもGKの正面に飛んだ。

浦項は後半開始とともにMFマリオ・クヴェシッチ(29)とMFイ・スビン(21)を下げ、MFコ・ヨンジュン(20)とDFチョン・ミングァン(28)を投入。シン・ジンホをトップ下からボランチに下げてMFシン・グァンフン(34)とコンビを組ませ、DFカン・サンウ(28)を左サイドバックから右サイドハーフに上げた。

後半12分、アル・ヒラルのパスをカットした浦項はカウンターからチャンスを迎えたが、コ・ヨンジュンのシュートはゴールポストに阻まれた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)パラシオス(中央)

そして、前半と比べて停滞気味だったアル・ヒラルの攻撃陣は、後半18分に訪れたチャンスを確実に仕留めた。ゴミスのスルーパスに反応したマレガがチョン・ミングァンのプレッシャーをものともせず、そのまま右足でシュートしゴールネットを揺らした。

リードを2点差に広げて以降もアル・ヒラルの攻勢は続いた。後半30分、ゴミスのパスを受けたペレイラが簡潔にシュートを放つも、GKイ・ジュン(24)のファインセーブに阻まれた。

浦項は後半35分、途中出場のコ・ヨンジュンを下げて長身FWイ・ホジェ(21)を投入し、カン・サンウとFWマヌエル・パラシオス(28)も孤軍奮闘するも、挽回のゴールは生まれず。結局、試合は0-2で終了し、浦項のアジアの戦いも終わりを迎えた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)試合に敗れ肩を落とす浦項の選手

【関連】ガンバ大阪DFキム・ヨングォン、蔚山現代と4年契約で合意か

【関連】北朝鮮代表FW安柄俊、韓国2部史上初の2年連続MVP&得点王&ベスト11の“3冠”達成

【関連】元韓国代表キ・ソンヨンの父親、否認していた私文書偽造の容疑認める

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集