韓国代表、元G大阪ファン・ウィジョの“代役”は初選出の26歳!水原三星FWキム・ゴンヒが語る決意

「監督から“代表チームはジャングルだ”と伝えられた」

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韓国A代表初選出のFWキム・ゴンヒ(26、水原三星ブルーウィングス)は、代表に合流してもなお実感が湧いていない表情だった。

それでも、自分が韓国代表に合った長所を持っているとし、A代表の生存競争を勝ち抜く意志を示した。

キム・ゴンヒは11月8日、坡州(パジュ)のサッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)での代表練習初日目を控え、取材陣のインタビューに応じた。

11月の2022年カタールW杯アジア最終予選2試合を戦う韓国代表メンバー25人に選ばれたキム・ゴンヒは、「この瞬間、この場でインタビューを受けることをサッカーしながら数千回考えた。早く練習したいし、機会があれば試合にも出場したい」と話した。

「自分の最大の長所は…」

パウロ・ベント監督率いる韓国代表は来る11日にホームでUAE代表、16日にアウェーでイラク代表と対戦する。

今回、代表の主力である元ガンバ大阪FWファン・ウィジョ(29、ボルドー)が負傷のため選外となったなか、ベント監督はKリーグ1(1部)得点ランキング1位(21ゴール)のFWチュ・ミンギュ(31)ではなく、キム・ゴンヒを“サプライズ招集”した。

キム・ゴンヒは現在まで6ゴール1アシスト。最後に得点したのは約半年前の5月29日に行われた第19節FCソウル戦であり、以降は脱腸手術で離脱していた期間もあったとはいえ、現在までゴールを量産できずにいる。

「ベント監督の心をつかんだ理由は何か」と問われると、キム・ゴンヒは「代表はビルドアップを重視する。自分は(前線での)連携や守備に長所があり、ビルドアップも好きだ。だからよく見てくれたのだろう」と語った。

FWチョ・ギュソン(23)とともに11月の最終予選2試合で最前線をリードしなければならないキム・ゴンヒ。自身の最大の長所を「キープ力と連携プレー」と自信満々に答えつつも、負傷で代表を外れたファン・ウィジョとの比較では「まだ先輩と比較するほどではない。代表で多くのことを学んで競争力を積み上げたい」と強調した。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ゴンヒ(中央)

初のA代表入りだけあって、所属チームの水原三星(スウォン・サムスン)では選手、コーチとして韓国代表を経験したパク・ゴナ監督のアドバイスも聞いた。

現役時代に国際Aマッチ21試合5ゴールの記録を持つパク・ゴナ監督は、2013~2016年にホン・ミョンボ監督(現・蔚山現代監督)、ウリ・シュティーリケ監督の下で韓国代表コーチを務めたことがある。

キム・ゴンヒは「パク監督からは“サッカーは常に競争だが代表チームはジャングルだ”と伝えられた。配慮よりも自分のことをよく気遣い、これまで以上に頑張らなければならないともおっしゃっていた」とし、「クォン・チャンフンさんたちも“代表には良い選手がいるのでしっかり助けてくれる”と励ましてくれた」と伝えた。

ちなみに、キム・ゴンヒの名前は韓国の政党「国民の力」の大統領選候補であるユン・ソギョル前検事総長の妻と同名。

ポータルサイトで自身の名前を検索するとユン・ソギョル前検事総長の妻の関連記事があふれ出るという話に、「僕よりも家族が悲しがっていた」と笑顔で触れつつ、「あの方に勝つには(サッカーを)もっと頑張らなければならないと思う。これから勝てるように一生懸命やりたい」と力を込めた。

キム・ゴンヒ

なお、韓国代表は攻守の核を担うファン・ウィジョとDFキム・ヨングォン(31、ガンバ大阪)がいずれも負傷でメンバーを外れたなか、ほかの主力はほとんど全員招集された。

このうち、キャプテンのFWソン・フンミン(29、トッテナム)、MFファン・インボム(25、ルビン・カザン)、DFキム・ミンジェ(24、フェネルバフチェ)の3人は、所属チームの日程の関係で一日遅れた9日に合流する。

高陽(コヤン)総合運動場で行われるUAE代表戦は、去る2019年12月に釜山(プサン)で行われたE-1サッカー選手権以来、約2年ぶりに“100%有観客”で開催される予定だ。

ベント監督は「観客の応援を受けながら試合をすることになったので、チームに良い影響があるだろう。ファン・ウィジョとキム・ヨングォンのどちらも重要な選手ではあるが、すべての戦術を変える必要はない。代替方法を探し、研究する」と述べた。

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