かつてガンバ大阪で活躍した韓国代表FWファン・ウィジョ(29、ボルドー)が、リーグ・アンのアジア人最多得点記録の更新を目前としている。
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ファン・ウィジョは9月19日、アウェーのスタッド・ジェフロワ=ギシャールで行われたリーグ・アン第6節サンテティエンヌ戦に先発出場。後半44分にFWセク・マーラ(19)との交代でベンチに下がるまでに2ゴールを記録し、チームを2-1の勝利に導いた。
2ゴールのいずれもファン・ウィジョの決定力が光った。前半7分の先制の場面では、相手DFとGKを引き付けたMFヤシン・アドリ(20)からパスを受け、冷静に無人のゴールに流し込んだ。
その後、サンテティエンヌに同点に追いつかれて迎えた後半35分には、ペナルティエリア内の角度のないところから左足を振り抜き、決勝ゴールを決めた。ファン・ウィジョの活躍によって、開幕5試合で2分3敗と苦しんでいたボルドーは今シーズン初勝利を手にした。
この日の活躍で、ファン・ウィジョはリーグ・アンのアジア人最多得点記録で2位タイに浮上した。
2019年夏にガンバ大阪からボルドーに移籍したファン・ウィジョは、2019-2020シーズンに6ゴールを挙げ、2020-2021シーズンはチーム最多となる12ゴールをマーク。そして、今回の今季初得点含む2ゴールで、リーグ・アン通算20ゴールとしている。
ファン・ウィジョと並び2位タイの選手は元オーストラリア代表FWフランク・ファリーナ(57)。同選手は1992~1994年にストラスブール、1994~1995年にリールに在籍し、通算20ゴールを記録した。
アジア人最多得点記録1位は元韓国代表FWパク・チュヨン(36、FCソウル)だ。かつて2008年から2011年までモナコで背番号10をつけて活躍したパク・チュヨンは、3シーズン通算25ゴールを挙げ、同部門の最多得点者となっている。
ボルドーを今季初勝利に導くとともに、自身も初ゴールに成功したファン・ウィジョ。来る23日に行われる第7節のモンペリエ戦でも得点に期待したいところだ。
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