「心配したファンの皆様に申し訳ない」
全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースを率いるキム・サンシク監督が、ホームで辛くも準々決勝進出を決めたことについてファンに頭を下げた。
全北現代は9月15日、ホームの全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場で行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦にBGパトゥム・ユナイテッド(タイ)を迎えた。
試合は1-1で90分を終え、PK戦にもつれる接戦に。PK戦ではGKソン・ボムグン(23)の好セーブが光り、4-2で勝利した全北現代が準々決勝に駒を進めた。
試合後、キム・サンシク監督は「PK戦で勝利したが、喜ぶことができないほどに厳しい試合だった。ゴールが早くに決まらず全体的に苦戦した。最後まで心配したであろうファンの皆様に申し訳ない」と語った。
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120分間でシュート8本のパトゥムに対し、計39本ものシュートを放ちながら、前半ロスタイムにコーナーキックからFWグスタヴォ(27)が決めた1得点にとどまった全北現代。
全体的の集中力が低下していた部分について問われると、キム監督は「ホームで試合を行うので、前線から強くプレスをかけて試合を展開するように指示した。体力的に困難が多かった部分はあったが、どれも言い訳にしかならない。徹底的に準備できなかったために問題が生じたようだ」と述べた。
この日、先発出場したFWキム・スンデ(30)とMF邦本宣裕(23)は前半30分でグスタヴォとFWソン・ミンギュ(22)に交代されベンチに下がった。この采配について、キム監督は「チームが進もうとする方向に及ばなかったので、速やかに交代させた」と短く説明するにとどまった。
また、この試合で加入後初先発出場を果たしたタイ代表DFササラック・ハイプラコーン(25)については、「自身の実力を見せてくれた。体力的な問題があったので交代した。選手本人の意志も非常に強かった。チームのために熱心に努力した。ササラックが見せられる姿はすべて見せた」と答えた。
キム監督は「1-0でリードしていた状況で、100%勝利するという保障はなかったが、選手たちは体力的に厳しい状況だと考えた」とし、「Kリーグも戦わなくてはならないので、その部分を考慮して交代することにした」と述べた。
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