日本も韓国も苦戦したW杯最終予選9月シリーズ…実力拮抗のアジアに“絶対強者”はいない

このエントリーをはてなブックマークに追加

W杯本大会への道は今回も険しい。

2022年カタールW杯アジア最終予選の序盤の雰囲気は、文字通り“平準化”という言葉で説明が可能だ。伝統の強豪が簡単ではない序盤のレースを繰り広げている。絶対弱者も強者もいない。

グループAの韓国にしても、2日に行われた初戦のイラク戦では無得点の引き分けに終わった。接戦の末、たったの1ゴールも決められなかった。予選初試合、それもホームで行われた試合で事実上失敗に近い結果だ。

FIFAランキング36位の韓国は、同70位と順位が大きく下のイラク相手にパフォーマンス面で圧倒できないまま90分を送った。むしろ、イラクの徹底したカウンター戦術に苦戦を強いられた。

7日の第2戦でも、レバノン相手に似たような展開が続いた。韓国は前半の間、相手のゴールを割ることができずもどかしい試合をした。後半にMFクォン・チャンフン(27、水原三星ブルーウィングス)の決勝ゴールで勝利したものの、すっきりとした結果は得られなかった。

【関連】W杯最終予選、韓国対レバノンを担当した日本人主審にレバノンメディアが難癖のワケ

レバノン戦、前半を0-0で折り返し重い足取りの韓国

オマーン戦敗北は「日本にとって受け入れがたい内容」

韓国だけの問題ではない。同じグループAのイランも初戦で苦しんだ。

FIFAランキング26位のイランは、同80位のシリアと対戦し1-0で勝利した。格下と言えるシリア相手に1ゴールを決めるにとどまった。イランはアジアの絶対的な強者であり、最終予選ではいつも強い面を見せている。しかし、今回は2次予選から不安定な戦いが続き、正常なペースを取り戻せていない。

グループBではさらに衝撃的な結果が出た。日本がホームでオマーンに敗れたのだ。

FIFAランキング24位でアジア最上位を誇る日本は、同79位のオマーンに0-1で敗れた。オマーンは弱者が強者相手に用いる徹底した守備からのカウンター戦術ではなく、いたって正常に日本に立ち向かった。

その結果、スタッツではシュート数で12本対10本とかえって日本をリード。コーナーキックの数も6対3で上回った。日本としては受け入れがたい内容とスコアだった。それでも、日本は第2戦で中国を1-0で下し、辛くも最終予選初勝利を収めた。

また、敗れたとはいえ、初めて最終予選の舞台に足を踏み入れたベトナムも、サウジアラビアを激しく追い詰めた。

サウジアラビア相手に1点リードで前半を折り返したベトナムは、後半の退場者発生もあって1-3の逆転負けを喫したが、予想以上に初戦を行った。ベトナムサッカー史上初の最終予選であることを考慮すれば、拍手を受けるに値する試合だった。

第2戦のオーストラリア戦でも、ベトナムは予想外の善戦を見せ0-1で敗れた。勝ち点は得られずにいるが、2試合とも独自の競争力を見せてくれた。

9月の予選は今後のレースが簡単ではないことを示してくれた一種の予告編だ。

韓国は10月、イランを苦しめたシリアをホームで相手した後、地獄のイラン遠征に臨まなければならない。9月よりもはるかに難易度の上がる日程だ。

カタールへ行く道には、シルクではなくとげが敷かれている。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集