女子アーチェリー“3冠”の偉業!20歳アン・サンが初めて見せた涙「実感が湧かない」【東京五輪】

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「独り言で“ビビらずに思うがまま撃て!”と…」

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韓国女子アーチェリーの“マンネ(末っ子)”アン・サン(20)が、韓国勢史上初となる夏季五輪3冠を達成した後、緊張の瞬間をこう振り返った。

アン・サンは7月30日、東京の夢の島公園アーチェリー場で行われた東京五輪アーチェリーの女子個人決勝で、エレーナ・オシポワ(28、ロシアオリンピック委員会)とシュートオフの接戦の末に勝利。先立って行われた混合団体と女子団体で金メダルを獲得していた彼女は、個人戦まで総なめして3冠の主人公となった。

韓国の夏季五輪の歴史において、同一大会で3冠を達成したのは“2001年生まれ”のアン・サンが初めてだ。

「心臓がはちきれそう」

アン・サンは準決勝もマッケンジー・ブラウン(26、アメリカ)とのシュートオフの末に勝ち上がるなど、息もつかせぬ激戦を繰り広げた。3つ目の金メダルを首にかけて共同取材区域に姿を現した彼女は、ついにこらえていた涙を流した。試合中にまったく表情を変えない“強心臓”を誇るアン・サンが、取材陣の前で涙を見せたのは初めてだった。

「むしろ試合が終わってさらに緊張しました。心臓がはちきれそうでした。とても嬉しいです」と喜びをあらわにしたアン・サンは、シュートオフなどの勝負所で「心の中で独り言を言いながら落ち着こうとしました。“ビビらずに思うがまま撃て!”と話をしました」と明らかにした。

(写真=聯合ニュース)表彰式後に涙を流すアン・サン

女子団体優勝をともにしたカン・チェヨン(25)とチャン・ミンヒ(22)が先に脱落し、一人残って個人戦を戦い抜いただけに、アン・サンが感じたプレッシャーも大きかった。

アン・サンは「先輩たちと一緒に表彰台に上がりたかったですが、一人残ることになりました。それでも、先輩たちが応援して下さったおかげで3冠王になれたと思います」とし、「実感が湧きません。明日も試合しなければならないようです」と語った。

そして、大会を終えて一番したいことを問われると、「韓国料理を早く食べたいです。母が作ってくれるエホバクチゲが大好き」と笑顔を見せた。

予期せぬ騒動乗り越え掴んだ“偉業”

予期せぬ外部の雑音を乗り越えて達成したものだけに、なおさら価値がある。混合団体と女子団体の金メダル獲得ですでに注目を集めていたアン・サンは、一部の男性ネットユーザーから「フェミニストだからショートヘアにしたのではないか」という主張とともに、彼女がSNSで過去に一部男性嫌悪的表現を行ったとして、アン・サンに誹謗中傷を浴びせていた。

それでも、アン・サンは自分の弓を射った。特に、試合前には韓国アーチェリー協会のチョン・ウィソン会長からも激励の電話を受けた。「チョン会長から“信じている、頑張れ”と伝えられました。朝出てきたときに電話を受けましたが、軽い気持ちで臨むことができました」という。

この日、観客席には混合団体でともに金メダルに輝いたキム・ジェドク(17)もいた。常に「ファイティン!」と声を張り上げ雰囲気を盛り上げた彼の話が出ると、アン・サンの「ジェドクは喉が痛いはずです」と笑った。

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