浦項(ポハン)スティーラースのクロアチア人MFマリオ・クヴェシッチ(29)が、重傷は避けたものの残り試合の出場が不透明となった。
浦項は6月29日(日本時間)、タイ・バンコクのラジャマンガラ・スタジアムで行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループGの第3節でジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)に4-1で勝利した。
これで2勝1敗の勝ち点6とした浦項は、首位の名古屋グランパス(日本)と3ポイント差の2位につけた。
勝利の喜びよりも、前半に負傷退場したクヴェシッチへの心配の方が大きい。
クヴェシッチは前半36分、ジョホールDFからの激しいスライディングタックルでプレー続行が不可能となった。中継画面上では、右足首が大きく曲がっているようにも見えた。
浦項はコロンビア人FWマヌエル・パラシオス(28)やキャプテンのDFオ・ボムソク(36)も負傷を抱えている。ここにクヴェシッチまで戦線を離脱することになれば、その衝撃はかなり大きいだろう。
幸いにも重傷を免れた。浦項の関係者によると、クヴェシッチは足首を捻挫したが病院に行くほどではなく、捻挫の程度もひどくはないという。ただ、残り試合への出場は不透明とみられている。
負傷のため第2~3節を欠場したパラシオスは、左すねの筋肉に打撲傷を負った。負傷当初よりは回復したとはいえ復帰は遠い。パラシオスは現在、ふくらはぎの筋肉が硬直したオ・ボムソクとともに別メニューでトレーニングを消化している。
なお、浦項は来る7月1日の第4節で再びジョホールと対戦予定だ。
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