「イ・ドングッを超えACLの王に」セレッソ大阪戦の得点で偉業達成の39歳FWに韓国メディア注目

2021年06月28日 サッカー #ACL #Kリーグ

傑志SCの元モンテネグロ代表FWデヤン・ダムヤノヴィッチ(39)が、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)最多得点の歴史を塗り替えた。

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ダムヤノヴィッチは6月27日(日本時間)、タイのブリーラム・スタジアムで行われたACLグループJ第2節のセレッソ大阪戦で、前半38分にACL通算38得点目となる先制ゴールを決めた。なお、試合はセレッソ大阪が2-1で逆転勝利を収めている。

ACLにおける従来の最多得点記録は、元韓国代表FWイ・ドングッ(42、引退)が保持した37ゴールだった。

今回のACLでイ・ドングッの記録を抜く意志を示し、「ACLの王になる」と公言していたダムヤノヴィッチは、グループ2試合目にして有言実行を果たした。

また、ダムヤノヴィッチはFCソウル、水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングス、北京国安、傑志と、それぞれ違う4クラブでACLでの得点に成功した。ACL通算68試合、5756分に出場して達成した偉業だ。

(写真提供=AFP/アフロ)デヤン・ダムヤノヴィッチ(写真は2018年の水原三星時代)

2007年に仁川(インチョン)ユナイテッドでKリーグ・デビューをしたダムヤノヴィッチは、韓国で通算12シーズンを過ごし、380試合198ゴールを決めた。

2020シーズンは日本人MF西翼(31)らが所属する大邱(テグ)FCに移籍。FWエジガル(34)やFWセシーニャ(31)らと息を合わせ、23試合9ゴール3アシストと優れた得点感覚を披露していた。

ただ、シーズン終了後に韓国国内で新天地が見つからなかったため、ダムヤノヴィッチは自身初挑戦となる香港プレミアリーグの傑志に旅立った。

30代後半という年齢に懸念する見方もあったが、ダムヤノヴィッチは14試合17ゴールの活躍で傑志の優勝に貢献。自身も得点王、年間ベストイレブン、最優秀選手(MVP)に輝き、リーグ最高の選手に躍り出た。

好調ぶりはACLでも継続。ダムヤノヴィッチは初戦のポートFC戦、第2節のセレッソ大阪戦と2試合連続ゴールを決めている。まだグループステージは4試合が残っているだけに、自身の最多得点記録がさらに更新される可能性は高い。

ダムヤノヴィッチは「ACL最多得点者になれると信じていた。私と香港リーグを無視した人たちに見せつけたかった」と力強く語っている。

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