「レヴィ、アウト!」
欧州サッカー界を震撼させた欧州スーパーリーグ。イングランド・プレミアリーグからはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプール、チェルシー、アーセナル、トッテナムの“ビッグ6”が参加を表明したが、激しい反対の世論に遭った。
結局、“ビッグ6”いずれのクラブも、早々に不参加の意思を表明した。だが、これらのクラブに対するファンの批判は今も続いている。
欧州スーパーリーグをめぐる騒動の最中、マンチェスター・Uはエド・ウッドワード副会長が年内にも退任することを発表した。
また、チェルシーのファンは去る4月21日(日本時間)に行われたブライトン戦の試合前、1000人近くが集結して大規模な抗議を実施。これには元チェコ代表GKでテクニカル・ディレクターのペトル・チェフ氏が説得に乗り出したほどだった。チェルシーのファンは「PRIDE OF LONDON」「FOOTBALL BELONGS TO US NOT YOU」といったプラカードを掲げていた。
トッテナムのファンも同じだった。同日、トッテナム・ホットスパー・スタジアムの周辺ではあちこちで「レヴィ、アウト!」と、ダニエル・レヴィ会長に反対の意を示すファンに出会えた。彼らはSNSを通じて試合前に集まることを約束し、自分たちの主張を叫んだという。
万が一の事態に備え、スタジアム周辺には警察関係車両も配置されていた。以前には見られなかった光景だ。
ファンの1人は「今週、カップ大会決勝戦が行われるウェンブリー・スタジアムでもデモを行うことにした」と宣言した。
トッテナムは来る26日、ウェンブリー・スタジアムでマンチェスター・Cとのカラバオ・カップ(EFLカップ)決勝戦を控えている。
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