「“韓日戦”の痛み?代表選手ならば勝たなければならないと…」
韓国代表FWイ・ドンジュン(24、蔚山現代)は4月3日、アウェーの炭川(タンチョン)総合運動場で行われたKリーグ1(1部)第7節の城南(ソンナム)FC戦で前半22分から途中出場すると、その4分後に決勝点を決めた。MFユン・ビッカラム(30)が右サイドから上げたボールに頭で反応し、ゴールネットを揺らすことに成功した。
A代表とU-24代表合わせ計9人の選手を派遣していた蔚山現代は代表ウィーク明けのリーグ再開初戦、イ・ドンジュンのヘディングゴールで1-0の辛勝を収めた。
直近のリーグ戦3試合で未勝利(2分1敗)に終わっていた蔚山現代は、4試合ぶりに勝ち点3を獲得。勝ち点を14(4勝2分1敗)とし、首位の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータース(勝ち点17)と3差の暫定2位につけた。
試合後、イ・ドンジュンは「雨もたくさん降っていたし、代表から(前日に)合流した選手も多かったので、厳しい試合になると予想していた。そうしたなかで勝ち点3を獲得できて嬉しい」と語った。
なお、イ・ドンジュンは去る3月25日に行われた日本代表と韓国代表の国際親善試合でフル出場。試合は3-0で日本代表が勝利している。
以下、イ・ドンジュンとの一問一答。
◇
―坡州(パジュ)NFC(サッカー国家代表トレーニングセンター)でコホート隔離(集団隔離)をしている間、トレーニングを頑張ったと聞いたが。
実際、所属チームで練習できなかったので心配はしていた。それでも、代表でチームメイトとともにコンディションを維持したことで、試合に出られたと思う。隔離期間もやるべきことはやり遂げた。トレーニングも怪我をしない範囲ですべてやりきった。
―代表から帰ってきた選手たちが今日の午前、ホン・ミョンボ監督とティータイムをしたそうだが。
休息期間に(我々が)抜けていたので、監督がミーティングを通じて色々と伝えてくださった。特に、「チームに残っていた選手たちが厳しいトレーニングをしてきた」とし、代表に行ってきた選手たちには責任感を持ってより良い姿を見せてほしいと話してくださった。
―ホン監督が“韓日戦”敗北で傷ついた選手たちに「自ら勝ち抜かなければならない」と助言したそうだが。
監督は経験豊富な方だ。代表選手ならば勝たなければならない部分だと話してくださった。チームでもっと努力し、発展しなければならないと。その部分を上手く履行しようと思う。
―蔚山現代で動きがより軽くなり、ゴールも増えたようだが。
(釜山アイパーク所属の)昨シーズンは勝つ試合より負ける試合が多かった。下りてきてプレーすることも頻繁にあったが、チーム状況が変わったことで自分自身変わったのはある。今のチームに合わせて僕も動いている。
―代表入り前後で慌ただしい時間を過ごした。そして今回、久しぶりに勝ち点3を獲得したが。
代表に行く前までチームの結果が良くなく、本当に気が重かった。代表戦後も(隔離問題によって)所属チームですぐに試合を出られるかどうかという話も出なかったか。でも、選手としてチームの役に立ちたかったし、試合にも出場したかった。それだけに、今回の勝ち点3はさらに貴重だ。
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