「特別に考える必要はない」
元阪神タイガースのオ・スンファン(38、サムスン・ライオンズ)が、米メジャーリーグから韓国に復帰した同期のチュ・シンス(38、SKワイバーンズ)について言及した。
チュ・シンスの国内復帰を受けて、韓国プロ野球ファンは1982年組の“同期対決”に早くも期待感を高めている。
特に、開幕後の来る4月20日に行われるサムスン対SKでは、オ・スンファンとチュ・シンスの直接対決が実現する可能性が高い。
もし直接対決が実現すれば、オ・スンファンとチュ・シンスはメジャーリーグ以来に再戦する。2人は以前、アメリカで2度対戦した経験がある。
去る2016年にはオ・スンファン所属のセントルイス・カージナルスがチュ・シンス所属のレンジャーズと対戦。当時、オ・スンファンはチュ・シンスにストレートを打ち返され、センター前安打を浴びた。
2度目の対戦は2018年4月9日。今度はトロント・ブルージェイズに在籍していたオ・スンファンがレンジャーズのチュ・シンスと相まみえるも、ここでもチュ・シンスのタイムリーヒットから失点を喫し、直後にマウンドを降りていた。
オ・スンファンのチュ・シンス相手の通算成績は2打数被安打2の失点1だ。そんな2人が、韓国プロ野球の舞台で再び顔を合わせることになる。
2月26日、サムスン・ライオンズ・パークで取材に応じたオ・スンファンは、チュ・シンスとは「まだ個人的に連絡は取っていない」としつつも、「チュ・シンスの参戦で野球ファンに良い見どころが提供されるだろう」と、彼の復帰を歓迎した。
また、「同じチームの選手だけでなく、他のチームの選手も、チュ・シンスの参戦を好意的に見ているはずだ。優れた能力を備えているだけに、若い選手の良い手本になるだろう」と韓国プロ野球への好影響にも期待した。
ただ、チュ・シンスとの直接対決については冷静のようだ。オ・スンファンは「自分の欲よりも状況に合わせて相手しようと思っている」とし、「もちろん抑えなければならないが、何が何でも抑えようというわけではない。ピンチの状況で対峙する可能性もあるだけに、マウンド上で特別な考えをする必要はないと考えている」と語った。
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