元阪神タイガースのオ・スンファン、2021年の年俸が前年度から1億ウォン減となったワケ

かつて阪神タイガースで活躍したオ・スンファン(38、サムスン・ライオンズ)の年俸が削減された。

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サムスンは2月1日に所属選手との年俸契約を終えた。

昨シーズン、チームトップの年俸12億ウォン(日本円=約1億2000万円)を得たオ・スンファンは、今シーズンも年俸11億ウォン(約1億1000万円)で2年連続チームトップとなった。ただ、1億ウォンの減少額も再契約対象者55人中最高額を記録した。

オ・スンファンは昨シーズン、45試合に登板して3勝2敗18セーブ2ホールドの防御率2.64を記録した。阪神入団前の2013シーズンに挙げた48試合4勝1敗28セーブ、防御率1.74の数字に比べると物足りなく見えるが、セーブ部門で全体5位にランクインするなど、着実にサムスンを支えていた。

オ・スンファン

10年前も年俸削減に遭ったオ・スンファン

オ・スンファンは10年前の2011年にも年俸削減に遭った。当時は年俸2憶6000万ウォン(約2600万円)から2000万ウォン減の2億4000万ウォン(約2600万円)で再契約していた。

削減の理由は負傷による前年度の不振だ。2010シーズンのオ・スンファンは16試合に登板して勝敗なしの4セーブ、防御率4.50と、デビュー以降2番目に高い防御率を記録していた。

ただ、オ・スンファンは今回、サムスンが新たな年俸システムを導入したことを受け、自ら削減を選択した可能性もある。

サムスンは今年、選手自ら契約構造を直接選択できるニュータイプインセンティブ制度を導入した。

新たな年俸システムでは、選手が球団と合意した「基準年俸」をもとに、「基本型」「目標型」「挑戦型」のいずれかを選択できる。その中で、目標型や挑戦型を選んだ選手は、基準年俸からそれぞれ10%、20%を引き下げた金額から年俸がスタート。良い成績を出せば、差し引かれた金額の数倍をさらに受け取ることができる。

年俸削減の理由が不振であれ本人の選択であれ、オ・スンファンが新シーズンでさらに良い活躍をしなければならないことには変わりない。

昨シーズン、サムスンは10チーム中8位にとどまった。しかし、今冬のストーブリーグで斗山ベアーズからオ・ジェイル(34)を獲得するなど、新シーズンでの巻き返しを狙っている。

今年7月に39歳を迎えるオ・スンファンだが、サムスンの上位進出に貢献することはできるのだろうか。

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