DF陣の得点が半分…アジアカップ韓国代表の攻撃陣が発奮しなければならない理由

アジアカップ制覇を目指す韓国代表は、ベスト16までの4試合で計6得点を記録した。そのうちDFの得点が半分の3得点を占めている。キム・ミンジェがグループリーグで2得点、キム・ジンスがベスト16で1得点をあげた。彼らには今大会で、Aマッチデビューゴールを記録するという共通点もあった。

今大会で韓国のDFは、最も重要な瞬間に得点を決める役割まで果たしている。グループリーグ第2戦のキルギス戦ではキム・ミンジェのヘディングが決勝ゴールとなり、グループリーグ第3戦の中国戦でも1-0の状況でキム・ミンジェがゴールを記録し、勝利を決定付けた。

【関連】「ソン・フンミンがいなくても、韓国は優勝できる」は大きな間違いだ

ベスト16のバーレーン戦でも結局、攻撃陣よりも予想外の人物がスポットライトを浴びた。延長前半6分に投入された左サイドバックのキム・ジンスが、延長前半アディショナルタイムにイ・ヨンからのクロスをダイビングヘッドでゴールに突き刺した。それが決勝ゴールとなり、韓国は2-1でバーレーンを下した。

(写真提供=韓国サッカー協会)キム・ジンス

DFの得点を肯定的にとらえることもできる。韓国代表の得点力の幅が広いという意味で解釈することができるからだ。

現代サッカーは攻撃陣だけが攻撃をするわけではなく、状況によってはポジションにとらわれないサッカーがより効率的かもしれない。さらにグループリーグで2得点を記録したキム・ミンジェはいずれもセットピースからの得点であるため、得点ルートの多角化という意味合いも大きい。

それでも攻撃陣のなかで、ファン・ウィジョ(2得点)とファン・ヒチャン以外に得点がないことは、明らかに物足りない。

韓国がベスト16まで対戦してきた相手は、大量得点も可能な一段下の相手であった。しかし中国戦のPKを除くと、攻撃陣が作り出したフィールドゴールはわずか2得点に過ぎない。これはベスト16まで、韓国の攻撃陣が相手の密集守備を攻略できなかったということに他ならないだろう。

最多68本のシュートで6得点

韓国は準々決勝に進んだ国のなかで、最多となる計68本のシュートを相手ゴールに放った。

前へ

1 / 2

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集