ホーバスジャパンに連勝し、アジアカップで4強入りした男子バスケットボール韓国代表が監督交代に踏み切った。
韓国バスケットボール協会は本日(9月4日)行われた第7回競技力向上委員会の会議を通じて、2026年名古屋アジア大会および2027年FIBAバスケットボール・ワールドカップに備え、外国人指導者を含む男子代表の新監督を公開採用することで議決した。
このため、昨年2月より代表を率い、今年8月のアジアカップを最後に契約期間が終了したアン・ジュンホ監督は、在任1年半でチームを退くことになった。指揮官とともに代表コーチに就任したソ・ドンチョル氏も同じく退任する。
協会は「2024年2月に就任したアン・ジュンホ監督とソ・ドンチョル・コーチは、過去1年6カ月の間に男子代表チームの世代交代を成功裏に進め、“ワンチーム・コリア”精神に基づいたプレーでポジティブな評価を得た」と2人の功績を称えた。そのうえで、「今年8月にアジアカップでの結果については惜しさが残るという声もあった」と説明した。
アン・ジュンホ監督が率いた韓国代表は、7月に国内で実施した強化試合4連戦で全勝。トム・ホーバス監督率いる日本には第1戦で91-77、第2戦で84-69とし、カタールも90-71、95-78で制した。
アジアカップではオーストラリア、レバノン、カタールと同組のグループAを2位通過したが、準々決勝で中国に79-71で敗れ6位で終了。中国の壁こそ超えられなかったが、グループステージでカタールとレバノンに連勝を収めるなど、“ワンチーム”の結束と“飢えた狼”の精神を強調した戦いぶりは希望と可能性を感じさせた。
一方で課題も明確だった。グループ初戦でオーストラリアに61-97と大敗し、中国に力負けするなど、強豪相手に苦戦が目立った。結局、2017年以来となるベスト4進出の夢は次回に持ち越しとなった。
来る11月から始まるW杯アジア1次予選で、韓国は日本、中国、台湾と同じグループBに入っている。2019年以来2大会ぶりのワールドカップ出場に向けて、まずはアン・ジュンホ監督の後任を無事に見つけることができるだろうか。
(記事提供=OSEN)
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