韓国のテコンドーバラエティ番組『明日はテコン王』(原題)で選ばれた“テコン王ズ”が米ホワイトハウスを訪問し、NFLオープニングショーにも出演する。
『明日はテコン王』はSBSスポーツが企画・制作した全12回のテコンドーバラエティオーディション番組だ。7月27日の初回放送では参加者100人から50人に絞られ、先週8月3日の第2回でついに8人の“テコン王ズ”が確定。来る8月10日放送の第3回では、初の実戦対決が繰り広げられる。
第3回の放送では、8人の“テコン王”がテコンドーの聖地・ソウルの国技院を訪問。全国少年体育大会において9年連続で京畿道(キョンギド)代表に選ばれている“最強チーム”の選手たちと対決する様子が描かれる。
また、選ばれしテコン王にとって“特恵”とも言える場面も。オリンピックメダリストで韓国テコンドー界のレジェンドであるイ・デフン、オ・ヘリが代表選手たちの練習日誌を持参し、テコン王ズに“秘法”を伝授するのだ。
この練習日誌は、テコンドー元世界ランキング1位のイ・デフンと2014年仁川(インチョン)アジア大会テコンドー金メダリストのイ・アルム、2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪ショートトラック金メダリストのキム・アランなど、錚々たる代表選手が夢を育てた時期にそれぞれ内密に残していたものだ。
オ・ヘリはテコン王たちに「日誌を書けば書くほど多くのフィードバックがもらえる」とし、練習日誌の重要性とともに選手生活の心得を一つ伝えた。
実戦試合で、テコン王たちは予想以上に強力な相手と相まみえる。団長を務める“テコンドー歌手”ナ・テジュは「最初の相手としては強すぎるのではないか」と心配したが、イ・デフンは「強い相手と戦ってこそ自分たちの実力が正確にわかる」と選手を激励する。
今回はテコン王ズが持ち前の技量を公式の場で初めて披露するだけに、緊張感の中でも隠れた才能が次々と発揮される。
なかには、イ・デフンですら現役時代に多く挑戦しなかった高難度の「後ろ回し蹴り」を披露する選手もいて、メンター陣から感嘆の声が上がる場面も。また、オーディションで落選した選手が京畿道選抜チームの一員としてサプライズ登場し、会場を驚かせる。
そんなテコン王ズは8月14日にアメリカへ出発し、ホワイトハウスを訪問するほか、現地のテコンドー道場の様子も見学。8月18日にはNFLのオープニングショーに出演し、子どもながらも韓国の国技であるテコンドーの真髄を堂々と披露する予定だ。
(記事提供=OSEN)
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