ロサンゼルス・ドジャース傘下マイナーAAA、オクラホマシティ・コメッツに所属するキム・ヘソン(26)がメジャー昇格へ“長打力”をアピールしている。
キム・ヘソンは4月10日(日本時間)、敵地ザ・デル・ダイアモンドで行われたテキサス・レンジャーズ傘下AAAのラウンドロック・エクスプレス戦に「1番・中堅手」で先発出場し、2本の二塁打を含む3打数2安打、2得点の活躍を見せた。
前日に記録した6打数3安打、3打点、3得点の勢いを継続する好調ぶりで、シーズン打率を0.326、OPS(出塁率+長打率)を0.931まで大きく引き上げた。試合もコメッツが7-5で勝利した。
この日、対戦相手のエクスプレスの先発投手は、元東京ヤクルトスワローズでその後サムスン・ライオンズにも在籍したデビッド・ブキャナン(35)だった。
キム・ヘソンは1回の1打席目、ブキャナンの約142kmのカットボールを捉えたが二ゴロに倒れた。コメッツは同回に守備のエラーで先制点を挙げると、2回にソロ本塁打も加えて2-0とリードを広げた。
3回、キム・ヘソンは先頭打者として2打席目に立つと、1ボール1ストライクからブキャナンの約139kmのカットボールを右翼線に運ぶ二塁打を放った。打球速度は約164.5kmという弾丸ライナーだった。
そして、続くアレックス・フリーランド(23)が四球を選んで無死一、二塁のチャンスを作ったが、ダルトン・ラッシング(24)が左飛に倒れる。この間にキム・ヘソンはタッチアップで三塁まで進むも、一死一、三塁でエディ・ロサリオ(33)が併殺打を放ち、キム・ヘソンの得点とはならなかった。
5回の3打席目は2死から捕手の打撃妨害で出塁すると、フリーランドの二塁打の間に一塁から一気にホームまで生還。これでコメッツが3-1とリードを広げた。
その後、エクスプレスに3-5と逆転を許したコメッツだが、キム・ヘソンが7回の4打席目で右中間フェンス直撃の二塁打をマーク。打球角度22度、打球速度約164.9km、飛距離約109.4mの打球で好機を再び演出する。
以降、フリーランドが四球を選び、ラッシングの適時打でキム・ヘソンがホームインし4-5と1点差に迫る。そして8回、二死二、三塁からエステウリ・ルイーズ(26)が逆転の3ラン本塁打を放ち、7-5と試合をひっくり返した。
逆転後、キム・ヘソンは空振り三振に倒れたものの、二塁打2本の活躍でコメッツの勝利に貢献した。
(記事提供=OSEN)
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