なぜKBOリーグなのか。 アメリカ最大のスポーツチャンネルESPNのKBOリーグ中継が徐々に現実化している。
韓国野球委員会(KBO)がレギュラシーズン開幕に向けて一歩ずつ踏み出すと、ESPNがこれに注目している。
KBOリーグが目標とする5月初めの開幕が実行された場合、コンテンツ供給の限界に直面したESPNがKBOリーグをアメリカ全域に中継する可能性が高い。
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KBOの関係者は4月14日、「万が一、KBOリーグが5月初めまたは中旬に開幕すれば、中継権契約を結ぶ確率が高くなるだろう」と明かした。
台湾のプロ野球も開幕したが、ESPNの視線はKBOリーグに向けられている。
理由は簡単だ。現在、アメリカもすべてのスポーツが中止となり、コンテンツ不足に苦しんでいる。
ESPNはアメリカ国内でESPN、ESPN2、ESPN3、ESPN NEWS、そしてスパニッシュチャンネルのESPN Deportesなどを保有し、 メジャーリーグとプロバスケットボール(NBA)をはじめとするアメリカ国内のスポーツを中継しているが、新型コロナウイルス感染症によって多くのスポーツが中断され、現在は再放送、またはドキュメンタリー番組だけに依存しなければならない状況だ。
アメリカのドナルド・トランプ大統領はそれを嘆くように「うんざりする。もう14年前の野球だけ視聴することはできない。 できるだけ早くスポーツが戻ってくるべきだ」と強調した。
今のところ、5月中旬までにメジャーリーグとNBAが再開する確率は低い。代替制を探さなければならない中、チュ·シンス(テキサス・レンジャーズ)、リュ・ヒョンジン(トロント・ブルージェイズ)の故郷である韓国が、今季開幕に向けて準備を進めているというニュースが聞こえてきた。つまり、KBOリーグに目が行くしかない構造だったのだ。
特にKBOリーグは、全試合をオンラインで見ることができ、関連記事もリアルタイムで見ることができる。ファンと一緒に呼吸するという印象を与えるため、アメリカのメディア文化から見れば、興味を持たざるを得ない構造だ。
今年はマット・ウィリアムズ監督がKIAタイガースの監督を務め、クリス・フレクセン(斗山)、アーロン・ブルックス(KIA)らメジャーリーグの有望株として活躍した投手もKBOリーグ入りした。
メジャーリーグ視聴者としても、見慣れた顔を見ることができるため、大金をかけずに野球ファンの心を捕らえる期待要素も高い。
実際、KBOリーグを中継する解説者を物色中というニュースまで流れているのを見ると、ESPNのKBOリーグ中継は、いかなる形であれ実現する可能性が高いと見られる。
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