韓国プロ野球KBOリーグの2025年シーズンは、3月28日のNPB開幕より1週早い21日に開幕する。
新たなシーズンの幕開けに期待が胸が膨らむ一方で、チケット争奪戦に敗れて落胆するファンは日本でも多数いることだろう。
そんななか、韓国最大手ポータルサイト「NAVER」がプロ野球と絡めて打ち出した新サービスがファンの注目を集めている。
NAVERは韓国プロ野球全10球団とそれぞれパートナーシップを締結し、「現地観戦」と「自宅観戦」を繋ぐ架け橋として、球場現地の臨場感をファン同士で共有できる新たな取り組みを始動する。
NAVERが運営するスポーツサイト「NAVER SPORTS」では今季より、韓国プロ野球の全試合を対象とした新サービス「直観チャレンジ(現地観戦チャレンジ)」を展開する。
同サービスは、球場に足を運べなかったファンに向けて、選手たちの迫力あるプレーやファンの応援風景といった“現場の熱気”をショート動画サービス「NAVER CLIP(ショート動画)」を通じて届けるものだ。
球場現地の雰囲気を届けたいファンは、NAVERアプリの「マイプレイス」ページ、NAVERブログアプリ、NAVER TVアプリなどで「クリップ作り」から30~90秒の動画を作成し、「#直観チャレンジ」のハッシュタグを付けて投稿すれば良い。
「直観チャレンジ」に参加したユーザーには、抽選で各球団のグッズがプレゼントされる予定だ。
NAVERは今月12日、本社ビル「NAVER 1784」で韓国プロ野球全10球団のマーケティング担当者を対象に、マーケティング協業拡大のためにオン・オフラインを繋ぐ会社技術に関する説明会を行った。
同説明会では、チャレンジ動画を楽しんだユーザーが、NAVER予約やNAVER PAYを通じて購入した試合のチケットを、非受託型デジタル資産ウォレットのNAVER PAYウォレットにNFT(非代替性トークン)形式で保存し、これを基にイベントに参加できる機能や、デジタルツイン、ロボット技術を活用した“スマートスタジアム”実現の可能性など、野球ファンに新たな体験を提供するアイデアについても話し合われた。
NAVER SPORTSのチュ・ゴンボム・リーダーは、「KBOの10球団とNAVER SPORTSがマーケティングパートナーシップを結び、より多くの協業を始めることができるようになった。野球ファンがNAVERを通じてさまざまな体験をし、その体験が試合現場まで繋がる流れを作ることができるよう、継続的に努力するNAVER SPORTになりたい」とコメントしている。
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