Kリーグのナイジェリア人FWが“エアインタビュー”の被害「どうやって記事が書かれたかも…」

2020年03月29日 サッカー #Kリーグ

「インタビューなんて受けていないのに…」

身に覚えのない“エアインタビュー”で誤解を受けた仁川ユナイテッドFCのナイジェリア人FWランレ・ケヒンデ(25)の釈明だ。

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去る3月25日、ケヒンデの母国ナイジェリアメディア『ザ・ネイション』に掲載されたケヒンデのインタビュー記事が、とある韓国メディアを通じて国内でも報じられた。

当該の報道によると、“ケヒンデは仁川でプレーを楽しんでいるが、Kリーグではもう十分満足した経験を得られた。かつてイスラエルやトルコでプレーした経験のある彼は今、欧州への復帰を望んでいる”と強調されている。

ケヒンデがあたかもKリーグを一日も早く脱出し、欧州の舞台に行きたいかのように伝えられたこの内容は、韓国内のサッカーファンの大きな誤解を招いた。

そのため、昨年7月に仁川に加入後14試合1ゴールを記録したケヒンデの活躍を卑下するような内容が、ネット上に多く流れたのだ。

“エアインタビュー”の被害を受けたランレ・ケヒンデ

ケヒンデ本人としては悔しい思いしかない。3月26日にクラブが確認した結果によると、ケヒンデは当該メディアで報道された旨の発言をしておらず、インタビューにもこたえていないことが分かった。

仁川ユナイテッドFCの関係者は「ケヒンデは悔しがっている。彼が自身の口から直接話したものではない。ケヒンデがSNSに投稿したメッセージを見て、アフリカメディアが脚色したものだ」と説明している。

韓国での報道を受けて母国メディアのインタビュー内容を知ったケヒンデは、26日午後に自身のSNSを通じて釈明した。

ケヒンデは「ナイジェリア地域メディアの記事と、それを引用した韓国の報道を見て驚いたので、今回こうして文を残そうと思う」と書き出し、以下のように伝えている。

「僕はインタビューを受けていない。どうやって記事が書かれたのかもわからない。ナイジェリア地域メディアは、たびたびインタビューもせずに記事を書いて、このような状況を生み出している」

(写真=ケヒンデのSNS)今回の一件に関する釈明

ファンの誤解を招いた今回の一件について説明したケヒンデは、近況も付け加えた。

「僕の人生は仁川で幸せだ。そして、仁川のファンを愛している。僕たちは今、熱心にトレーニングをしてシーズンの準備をしている。一日もファンの方々と会えると良いだろう。僕を応援し、愛してくれるファンに感謝したい」

母国メディアの“エアインタビュー”で思わぬ誤解を受けてしまったケヒンデ。来る新シーズンでその悔しさを晴らしてほしいところだ。

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