プレミア12初戦でまさかの敗戦を喫した野球韓国代表で本塁打を放ったナ・スンヨプ(22)が、“残り試合全勝”を誓った。
ナ・スンヨプは11月13日、台湾の台北ドームで行われた「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」オープニングラウンド・グループB第1戦の台湾戦で7回に代打で出場し、ソロ本塁打を放った。1安打、1打点、1得点だ。
2-6でリードされた7回表、一死走者なしでキム・フィジプ(22)に代わり打席に立ったナ・スンヨプは、初球を空振りとした後、2球目のストレートをライト方向に運んだ。打球はフェンス最上段に直撃し、当初は二塁打とされたが、ビデオ判定の結果本塁打となった。
試合後、ナ・スンヨプは「実際、越えたと思っていなかった。映像を見たが曖昧で、越えていないようにも見えた。どうなったのかはわからない。本塁打は本塁打だが、結局チームが負けたので残念な気持ちが大きい」と話した。
続けて、「ある意味、代打が本当に大変なポジションだ。何とか生き延びようと、攻撃的に打とうとした。そうして自然に運がついてきたようだ」と振り返った。
ただ、試合は3-6で韓国が敗れた。先発のコ・ヨンピョ(33)が2回6失点で崩れ、特に2回裏だけで満塁本塁打と2ラン本塁打の2本を浴びた。
打線は4回にキム・ドヨン(21)の適時二塁打、パク・ドンウォン(34)の適時打で2点を返し、ナ・スンヨプのソロ本塁打で3点差まで迫ったが、それ以上の反撃はなかった。
ナ・スンヨプは「初戦だったが、緊張はしなかった。台湾のファンが多かったが、それほど緊張することはなかった。全員が初戦で勝ちたいと思っていたが、残念な結果となった。ただ、まだ終わっていない。残りの試合ですべて勝利して東京に行く」と強調した。
また、「チームの雰囲気も停滞する雰囲気ではなかった。選手たちが集まって“できる”と話し合った。1点ずつ返していこうとした。台湾の応援は気にしなかった。我々のホームでやれば、我々のファンの応援がはるかに多いだろう。あまり気にはしなかった。敗北は忘れて新しくスタートし、次は必ず勝つ」と力強く意気込みを伝えた。
なお、韓国は今後、本日(14日)はキューバと対戦し、15日に日本、16日にドミニカ共和国、18日にオーストラリアの順で対戦する予定だ。オープニングラウンドではグループA、グループB各組上位2カ国が日本の東京ドームで行われるスーパーラウンドに進出する。
本日19時から天母野球場で行われる韓国対キューバで、韓国からはクァク・ビン(25)、キューバからは福岡ソフトバンクホークス所属のリバン・モイネロ(28)が先発登板することが予告されている。
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