ソン・フンミンら欧州組とも交流できる?韓国サッカー協会が代表選手との“テレビ電話イベント”を開催!

新型コロナウイルス感染症が拡大し、苦しい状況にある今、なかでも特に広報チームの悩みが深い。

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韓国サッカー協会も例外ではないようだ。

新型コロナ拡大によってKリーグ開幕が延期となってから、韓国プロサッカー連盟や各クラブはネットやSNSを通じて多様な広報活動を行っている。

厳しい状況とはいえ、リーグ開幕の雰囲気を少しでも活かすべくアイデアを生み出し、努力しているのだ。

3月のA代表マッチが延期となった協会も事情は同じだ。

(画像提供=韓国サッカー協会)韓国サッカー協会のロゴマーク

サッカー韓国代表は2022年カタールW杯アジア2次予選、女子サッカー韓国代表は東京五輪アジア最終予選プレーオフが延期となった。さらにはU-23韓国代表も練習試合が中止となり、招集がなされなかった。

協会の場合、選手が代表戦のため招集された際に広報活動を最も積極的に行う。認知度の高い選手は有用な広報手段となるだけに、機会を逃さず前面に押し出す目論見があるのだ。

しかし、今回のA代表マッチ延期によって選手が集まることはない。協会としては広報活動をするにはあまりに難しい状況に追い込まれた。

ソン・フンミンら欧州組ともテレビ電話ができる?

それでも手をこまねている暇はない。協会の広報チームは、出来る限りの活動をスタートさせた。

協会が3月に実施する最も大きなイベントは、代表選手との“テレビ電話”だろう。

インスタグラムで募った選手への質問をもとに、テレビ電話を通じて選手の近況を聞くことができるイベントとなっている。

(画像=韓国サッカー協会Instagramキャプチャー)

協会は3月12日までに集めたメッセージを整理し、テレビ電話イベントの内容を確保する予定だ。

韓国内やアジアで活躍する選手はもちろん、欧州組にも協力を得ようと協会職員らは東奔西走している。

男子選手だけでなく、女子選手ともテレビ電話を通じて交流できる見通しだ。

欧州組の場合、韓国との時差があるため時間を合わせることが難しい。そのため、広報チームは16日午後から17日午前まで徹夜で撮影を行い、選手間のテレビ電話リレーを行うことにした。

SNSでのライブは実施しない代わりに、選手との通話内容は順次公開するものとみられる。

“外出できないなら中で会おう”

テレビ電話イベント開催に対する反応は爆発的だ。

イベント発表初日から約900件のメッセージが寄せられるなど、熱い関心が今も続いている。

ソン・フンミン

特に、代表チームの看板選手であるソン・フンミン(トッテナム)をはじめ、元ガンバ大阪ファン・ウィジョ(ボルドー)やイ・ガンイン(バレンシア)、ペク・スンホ(ダルムシュタット)、ファン・ヒチャン(ザルツブルク)、イ・ジェソン(ホルシュタイン・キール)など、欧州組の近況に関する質問が途切れることなく寄せられている。

チョン・スンヒョン

U-23韓国代表キム・ムンファン(釜山アイパーク)や元鹿島チョン・スンヒョン(蔚山現代FC)、“韓国のファン・ダイク”ことキム・ミンジェ(北京国安)らへの質問もある。

女子選手のチ・ソヨン(チェルシーFCウィメン)、チャン・スルギ(マドリードCFF)らも人気が高い。

チ・ソヨン

協会のイ・ジフン広報チーム長は「3月の招集が今年初めて集まる期間だったことから、ファンも多くの期待をしただろう。失望感が大きかったであろうことも容易に想像できる。だからこそ、広報チームも真剣に悩んでアイデアを絞り出し、テレビ電話イベントを実施することを決めた。“外出できないなら中で会おう”というコンセプトで企画を立てた」と、イベント実施の経緯を話した。

また、「熱心に選手たちの協力を得ようとしているので、期待してもらって良い。A代表マッチが中止となり、選手と会えない悔しさを少しでも癒せるイベントとなってくれれば幸いだ」と、イベントにかける熱意を明らかにした。

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