かつてガンバ大阪に在籍した元韓国代表FWファン・ウィジョ(32、アランヤスポル)が、女性との性行為映像を違法撮影した疑いをすべて認め、検察から懲役4年を求刑された。
ソウル中央地裁・刑事13単独(イ・ヨンジェ判事)は10月16日、ファン・ウィジョの初公判期日を行った。
『聯合ニュース』などの韓国メディアによると、ファン・ウィジョ側は公訴事実をすべて認め、裁判所に同じ趣旨の意見書も提出したという。
ファン・ウィジョが容疑を認めたため、同日も直ちに結審の手続きが進められた。
検察はファン・ウィジョに懲役4年を求刑した。併せて、「性暴力治療プログラムの履修命令」「身元情報公開及び告知命令」「5年間の就職制限命令」も賦課してほしいと要請した。
検察は「被害者の傷と羞恥心が深刻だったと見られ、(映像が)流出されたことで深刻な被害を受けた」とし、「(ファン・ウィジョが)心から湧き出る反省をしているのかも疑問だ」と伝えた。
ファン・ウィジョは、「私の過ちで被害を受けた方々に心からの謝罪を申し上げる。私を大切にし、応援してくださったすべての方にも、誤った行動により失望をおかけしたことを深く謝罪申し上げる」と謝罪した。
また、「今回のことを教訓とし、今後はどんな過ちもせず、サッカー選手として最善の努力をしながら生きていく。今回だけ最大限善処してくださることを切に願う」と訴えた。
被害者側の弁護士は公判後、「このような犯罪を犯してはならないということを、国民に宣言して見せるかは裁判所の選択だ」とし、「被告人側と合意する意思はまったくない」と断言した。
なお、ファン・ウィジョの宣告期日は12月18日だ。
ファン・ウィジョは2022年6月から9月までの間、4回にわたり相手女性の同意なく、プライベートの性行為映像を違法撮影した疑惑を受けている。被害者女性は2人であることがわかっている。
ファン・ウィジョは昨年6月、自身と女性たちの姿が写った写真と動画をSNS上で流出した実兄の妻を、脅迫などの疑いで警察に告訴したが、捜査の過程でファン・ウィジョが違法撮影をした情況が捉えられた。
これに先立ち、性行為映像をネット上に流出してファン・ウィジョを脅迫した実兄の妻A氏は、昨年12月に拘束起訴され、懲役3年の確定を受けていた。
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