大谷に“故意死球”発言騒動もあった韓国人投手、MLB昇格は叶わない夢か…マイナーAAで苦戦のイマ

2024年09月03日 スポーツ一般 #MLB #野球

過去に大谷翔平(30、ロサンゼルス・ドジャース)への“故意死球”発言騒動もあった韓国人マイナー投手が、米メジャーリーグの舞台から遠ざかっている。

【注目】コ・ウソク、大炎上の「大谷に故意死球」発言

マイアミ・マーリンズ傘下マイナーAAのペンサコーラ・ブルーワフーズに所属するコ・ウソク(25)は9月2日(日本時間)、本拠地ブルーワフーズ・スタジアムで行われたミシシッピ・ブレーブス(アトランタ・ブレーブス傘下)との試合で、1回2被安打、3四球、1奪三振、3失点(自責点2)を記録した。

コ・ウソクはチームが3-6でリードされた9回表に登板。先頭打者を中飛で処理するも、後続打者にはフルカウントの末、四球を与えてしまう。それでも、3人目の打者を三振に仕留め、安定感を取り戻すかのように見られた。

ところが、コ・ウソクは二死一塁で再び死球を与え、二死一、二塁のピンチを自ら招くと、続く打者に走者一掃の2点適時打を浴び、2失点を喫した。

コ・ウソクの試練は続いた。二死三塁で内野安打から追加点を与えると、二死一塁の場面からこの日3つ目の四球を許した。結局、二死一、二塁から最後は中飛で処理し、ようやくイニングを終えることができた。

コ・ウソクは計29球を投げるも、ストライク13球、ボール16球と不安定なピッチングに終始した。その結果が1回3失点。特に四球は3つも乱発し、自ら崩れてしまった。

去る8月30日のミシシッピ・ブレーブス戦では1回2被安打、1奪三振、1失点を記録したコ・ウソクは、今回の試合でも制球難を見せ、競争力を立証できなかった。AAでの防御率は「8.54」から「8.89」まで上昇した。

9月からMLBのロースターが拡大されたにもかかわらず、コ・ウソクはAAの舞台で不振な姿を見せ、AAAへの昇格すらも断言できない状態に陥っている。

シーズン開幕まで、コ・ウソクに対する期待が大きかった。

今年1月にサンディエゴ・パドレスと契約したコ・ウソクだが、オープン戦の不振もあって開幕直前にロースターを外れ、マイナー降格。昇格の機会はなく、5月にマーリンズにトレードで移籍したが、やはりMLBでプレーするチャンスは与えられず、同月末にDFAとなった。現在はマイナーに残留し、AAでプレーを続けている。

そんなコ・ウソクはAAで25試合に出場し、1勝3敗3ホールド3セーブ、防御率8.89を記録。ブルーワフーズの今季残り試合は12試合となっている。

コ・ウソク
(写真提供=OSEN)コ・ウソク

なお、コ・ウソクは昨年3月のWBC前、とある韓国メディアとのインタビュー内で大谷との対戦可能性を問われた際、「真ん中に投げて(大谷が)ホームランを打つのかという考えが先に浮かんだ。本当にいざマウンドに上がったとき、投げるところがなければ、痛くないところに当てなければならない。(塁に)出して、次の打者と勝負する」と発言したことが“故意死球”を示唆すると捉えらえ、日韓で大きく批判が広がったことがあった。

ただ、コ・ウソク自身はその後、別の韓国メディアとのインタビューで「(最初は)“真ん中に強く投げたい”と話したら、(当時の記者から)“もう少し面白く話してほしい”と伝えられた。誤解の余地がある発言をしたことは自分の過ちだったが、ただの一度も“誰かにわざと当てろ”と野球を習ったことはない。それが一番悔しい」と、当時の発言に誤解があったことを告白していた。

◇コ・ウソク プロフィール

1998年8月6日生まれ。韓国・仁川出身。身長180cm。韓国のプロ野球選手。マイアミ・マーリンズ傘下マイナーAAペンサコーラ・ブルーワフーズ所属。高校卒業後の2017年にLGツインズでプロデビュー。2019年に韓国プロ野球史上最年少30セーブ(21歳1カ月7日)達成、2022年に42セーブでセーブ王に輝き、韓国プロ野球史上19人目の通算100セーブ到達。2024年1月にサンディエゴ・パドレスと契約するも、開幕直前にロースターを外れ、メジャー昇格なく同年5月にトレードでマイアミ・マーリンズに移籍も、同月31日にDFA。韓国代表では2019年プレミア12、2021年東京五輪、2023年WBC、杭州アジア大会に出場。2023年1月、元中日ドラゴンズのイ・ジョンボム(李鍾範)の娘で、イ・ジョンフ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)の妹イ・ガヒョンと結婚した。

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