女子ダイビング10m高飛び込みで銅メダルを獲得した北朝鮮のキム・ミレは、韓国製品の使用を拒否したのだろうか。
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中国メディア『ソフドットコム』は8月11日(日本時間)、北朝鮮のキム・ミレが8月6日のメダル授賞の際に自撮り撮影に参加しなかったことを受けて、「韓国携帯電話使用を拒否した」と推測した。
キム・ミレは同日、5回合計372.10を記録し、3位につけた。全紅嬋(中国)が425.60点で金メダルを獲得し、陳芋汐(中国)が銀メダルを獲得している。
パリ五輪では授賞式後、「ビクトリーセルフィー」プログラムを運営している。今大会でメダルを首にかけた選手たちには、表彰台の上で自撮りが撮影できるよう、サムスン電子の『Galaxy Z Flip6 Olympic Edition』を渡している。
五輪スポンサーのサムスン電子は、国際五輪委員会(IOC)やパリ五輪組織委員会と協力し、表彰台の選手らが自社製品で自撮りができるようにした。撮られた写真は「Athlete 365」というアプリでリアルタイム共有されている。
銅メダルを獲得したことで、表彰台で“韓国製”スマートフォンを受け取ったキム・ミレ。しかし、しばらく戸惑ったように中国選手たちと話を交わしたあと、スマートフォンを渡し、結局、陳芋汐が撮影していた。
これについて中国メディアは、「本当にちょっと呆れた」「当該製品は韓国ブランドであり、五輪スポンサーの一つ」とし、キム・ミレが韓国企業であるサムスン電子の製品だったため使用を拒否したと推測。
それとともに、「キム・ミレは製品を受け取ったあと、一目でそのブランドを調べた」として、「キム・ミレの表情はとても当惑しているようで、2人の中国選手に助けを求めた。陳芋汐が携帯電話を受け取り、撮影中にキム・ミレは明るい表情をした」と説明した。
また、キム・ミレの行動について「北朝鮮では選手たちの写真撮影に対する規定や指針があると推測される」とし、「韓国と北朝鮮が国際関係で緊張を見せているだけに、北朝鮮選手がアイデンティティと民族感情のために韓国製品に拒否感を持つことはあり得る。北朝鮮当局の公式説明があってこそ明確に分かる部分だ」と解釈した。
(記事提供=OSEN)
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