Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、11月11~12日に行われたKリーグ1(1部)第36節、Kリーグ2(2部)第38節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第36節のMVPは江原(カンウォン)FCのFWキム・デウォン(26)だ。
キム・デウォンは11月11日、大田(テジョン)ワールドカップ競技場で行われた大田ハナシチズン戦で後半24分に値千金の決勝ゴールを決め、チームを1-0の勝利に導いた。
ユン・ジョンファン監督率いる江原はこの日、6試合ぶりの勝利を収め、自動降格圏転落のピンチを防いだ。
ベストマッチは、12日に水原(スウォン)総合運動場で行われた水原FC対水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスの試合だ。
同日の試合では、前半14分に水原三星のMF小塚和季(29)がレッドカードで一発退場となると、同30分に水原FCが先制する。
ただ、前半終了直前に水原三星が同点に追いつくと、後半は水原三星の元川崎フロンターレ、ジェフユナイテッド市原・千葉、ツエーゲン金沢、ロアッソ熊本のFW安柄俊(アン・ビョンジュン/33)、水原FCの元栃木SCのFWキム・ヒョン(30)がそれぞれ得点し2-2としたなか、後半33分に水原三星のFWキム・ジュチャン(19)が決勝点となる逆転ゴールを決め、水原三星が3-2で勝利した。
数的不利の劣勢のなか貴重な勝ち点3を手にした水原三星は、ベストチームにも選出された。
Kリーグ2第38節のMVPは、全南(チョンナム)ドラゴンズのMFパク・テヨン(22)だ。
パク・テヨンは11月12日、光陽(クァンヤン)サッカー専用球場で行われた釜山(プサン)アイパーク戦で2ゴールを記録し、チームを3-0の勝利に導いた。
同日の勝利で、全南はベストチームに選出された。
ベストマッチは、12日に安山(アンサン)ワースタジアムで行われた安山グリナース対FC安養(アニャン)の試合だ。試合は前半から打ち合いの展開となった末、2-2で迎えた後半アディショナルタイムに元ヴァンフォーレ甲府のブラジル人FWブルーノ・パライバ(29)が劇的な決勝ゴールを決め、安養が3-2で勝利を収めた。
なお、ベストイレブンには横浜F・マリノスユース出身のDFユ・ジハ(24、全南ドラゴンズ)、元大分トリニータのMFキム・ジョンヒョン(30、FC安養)らが選出された。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは以下の通り。
◇
―Kリーグ1
FW:キム・デウォン(江原FC)、チュ・ミンギュ(蔚山現代)
MF:キム・ジュチャン(水原三星ブルーウィングス)、コ・スンボム(水原三星ブルーウィングス)、ソ・ミヌ(江原FC)、アコスティ(水原三星ブルーウィングス)
DF:ソル・ヨンウ(蔚山現代)、キム・ジュウォン(水原三星ブルーウィングス)、キム・ヨンビン(江原FC)、キム・テファン(蔚山現代)
GK:チョ・ヒョヌ(蔚山現代)
―Kリーグ2
FW:ヤン・ジフン(忠北清州FC)、イ・ヨンジュン(金泉尚武)、シン・ジェウォン(城南FC)
MF:キム・ドンジン(FC安養)、キム・ジョンヒョン(FC安養)、パク・テヨン(全南ドラゴンズ)、パク・ジウォン(城南FC)
DF:ユ・ソン(城南FC)、イ・チャンヨン(FC安養)、ユ・ジハ(全南ドラゴンズ)
GK:キム・ヨングァン(城南FC)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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