バイエルン・ミュンヘン移籍が確実とされている韓国代表DFキム・ミンジェ(26)の“兵役中”の近況が明らかになった。
6月27日、陸軍訓練所23連隊は今月17日に入所した訓練生たちの姿を公開した。そのなかで、前列左から3番目に座っていたのがキム・ミンジェだ。
キム・ミンジェはU-23韓国代表の一員として出場した2018年ジャカルタ・アジア大会で金メダルを獲得し、兵役特例の恩恵を受けた。
韓国では成人男子に兵役義務が設けられているが、スポーツ選手の場合はオリンピックで金・銀・銅、アジア大会で金メダルを獲得すれば、「芸術・体育要員」資格を得て兵役特例の恩恵を受けることができる。
ただ、完全に兵役義務から解放されるわけではない。「芸術・体育要員」資格では、新兵たちが受ける3週間の基礎軍事訓練に参加し、自身の特技分野を生かしたボランティア活動を544時間消化することで、「兵役義務を遂行した」とみなされる。
そこで今回、キム・ミンジェはシーズン終了後の期間を利用して基礎軍事訓練を消化しているわけだ。
来る7月6日まで訓練を受ける予定のキム・ミンジェは、公開された写真のなかで軍服姿で少し微笑みながら、「8中隊2小隊1分隊愛しています♡」と書かれた紙の1枚を手にしていた。
キム・ミンジェは昨シーズン、トルコのフェネルバフチェからイタリアのナポリに加入し、チームを33年ぶりセリエA王者に導く活躍を披露した。また、自身もセリエA最優秀DFを受賞するなど、加入1年目とは思えない存在感でイタリアを席巻した。
ナポリでの活躍で、今夏の移籍市場で最も去就に注目が集まる存在となったキム・ミンジェは、ドイツ・ブンデスリーガ王者バイエルン・ミュンヘンが新天地になると見られている。
移籍金5000万ユーロ(日本円=約78億7100万円)、年俸1700万ユーロ(約26億7600万円)を受け取るものとみられ、多くの関心を集めている。
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