「引退試合なので先発させたわけじゃない、まだまだ選手として十分」
韓国Kリーグ1(1部)の水原FCのキム・ドギュン監督は、6月6日16時30分キックオフのリーグ第17節に先立ち、この試合が“引退試合”となるパク・チュホについて言及した。
2008年に水戸ホーリーホックでプロデビューし、鹿島アントラーズやジュビロ磐田でもプレーしたことで、日本のサッカーファンにも馴染み深いパク・チュホ。マインツ(2013~2015)、ドルトムント(205~2017)時代には、元日本代表の岡崎慎司、香川真司ともプレーしたことで覚えている人も多いだろう。
キム監督はこの試合、パク・チュホをユン・ビッガラム、キム・ソンミンとともに中盤の一角として先発起用している。
キム監督は「チュホが私を訪ねてきて引退すると話した時、直感していた。昨シーズン終了後に、そのような意思があった」とし、「今シーズンを控え、タイでのキャンプなど練習自体に多く参加できなかった。さまざまな理由が伴った。(引退は)本人がシーズン序盤、試合に出場して感じたことが大きかったようだ。私は彼に年末までに仕上げてほしいと言ったが、本人の意思が強かった」と話した。
そして「これまで水原FCでは、主将をはじめ多くの役割を担ってきた。チームをこれまでリードしてくれた。(引退の)意思を尊重し、選手が行きたい道を選択するようにした」と付け加えた。
キム監督は続いて、パク・チュホが選手として「好きな時に去る」ことも感じさせたかったと話した。「選手としてまだ十分にプレーできる」と強調し、「今日が引退試合なので主力として送り出したわけではない。選手としての役割を十分に果たすことができる。このようにプレーできる時に引退する意思を、十分に尊重しなければならない」と話した。
水原FCは3日、水原三星ブルーウィングスを2-1で下し、5試合ぶりの勝利に手にした。キム監督は「水原三星に勝ったが、それまでは戦術、戦略を論じる前の選手の意志や態度などが不満だった。水原三星戦には変化があったが、プロサッカーの構成員なら毎試合そのような姿を見せなければならない。その次の戦術、戦略が必要ではないか」と述べた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.
前へ
次へ