韓国野球と日本野球を比較すると、プレー人口やインフラ、選手層などは日本が韓国を遥かに上回っているが、トップレベルの選手たちが対決した場合には、互角に戦えるという話があった。
実際、これまでのオリンピックやWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、プレミア12といった代表レベルの日韓戦は激しく、二転三転する名勝負が繰り広げられた。両国ともに全力を尽くし、僅差の勝負も少なくなかった。
オリンピック(2000、2008、2021)、WBC(2006、2009、2023)、WBSCプレミア12(2015、2019)で日韓は精鋭を招集している。この三大会で日韓戦は計18回行われ、9勝9敗のイーブンだった。しかし、イ・デホの逆転打で4-3の劇的勝利を収めた一戦(2015年プレミア12準決勝)以後、韓国は4連敗を喫している。
満23歳以下、プロ3年目以下の選手たちが参加した2017アジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)大会での2連敗まで含めると、計6連敗中だ。
これらを踏まえ、今や韓国と日本には相当な格差があることはお気付きだろう。今回のWBCはそれを再確認するための大会でしかなかったといえる。
結局、韓国はこれまで勘違いしていたのだ。