韓国代表FWソン・フンミンも所属するイングランド・プレミアリーグ、トッテナムのスカウトが辞任することとなった。
英メディア『デイリーメール』が3月1日(日本時間)に報道した内容によると、トッテナムのスカウト、ジェフ・ベテレが辞任した。
ベテレは最近、スカウトのためコロンビアを訪問し、選手を物色したという。
問題は、ベテレが現地テレビ局とのインタビューで獲得対象を公開したという点だ。ベテレは、「ナシオナルのGKケビン・ミエルを迎え入れるためにコロンビアに来た」と公言したのだ。
サッカーチームにとってスカウトは、現在と未来に大きな影響を及ぼす重大なポジションだ。一種の競争でもあるため、セキュリティが命である。
非常にデリケートであることから、可能な限り静かに仕事を処理するのが慣例だ。ところが、ベテレはトッテナムが狙う選手を大っぴらに公開するという、軽率な行動をした。
トッテナム首脳部もベテレの行動を問題視し、ベテレは結局チームを離れることになった。
イングランド出身のベテレは1990年代、ルートン・タウンFCでユースコーチとしてキャリアをスタートし、チャールトン、ウェストハム・ユナイテッド、レアル・マドリード、ニューカッスル・ユナイテッド、アストン・ヴィラ、フルハムなどで選手の獲得に関する多様な役割を担い、昨年9月からトッテナムで働いていた。
トッテナムで働き始めて半年で去ることになったベテレ。軽率な行動が原因の辞任劇だけに、トッテナム関係者たちは喜んで受け入れたという。
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