ただ、キム・ジンスはチームに対する強い自負心を示した。「最高の選手たちを相手にするからと言って負担にはならない。僕らのチームにも世界的な選手がいる。自分もそのような選手たちと一緒に練習して適応している」と、チームメイトのレベルが高いという自信を伝えた。
そもそもキム・ジンスは、過去2大会のW杯を怪我で棒に振った選手だ。2014年ブラジル大会では、一度は韓国代表メンバーに正式に選ばれるも、大会直前の足首の負傷で離脱。続く2018年ロシアW杯も、開幕3カ月前に負った左ひざのじん帯損傷で本番に間に合わなかった。それでも今回、30歳で迎えたカタール大会で初めてW杯のピッチに立った。
「8年を待った。スタジアムでプレーするすべての時間が切実だ。雰囲気がとても素晴らしいと感じる。12年ぶりに国外開催のW杯で16強を達成した。自分たちが望んだサッカーをして結果を出すことができた」
「ブラジル戦は厳しい戦いになると思うが、持っているものをすべて出し尽くすことができれば良い試合ができるだろう。明日も勝利することが目標だ」
世界1位ブラジル撃破に並々ならぬ決意を伝えたキム・ジンスは、「我々の選手たちが残された時間で上手く回復できるかが一番心配だ。ブラジルには素晴らしい選手が多い。それは認めるが、“韓国もできる”ということをこれまで示してきた。こうしたビッグゲームで自信を持ち、闘争的に、仲間のために最善を尽くせばよい結果が待っているはずだ」と付け加えた。
韓国は会見を行った同日、試合会場のスタジアム974には行かず、拠点で練習のみを行った。
キム・ジンスは「回復に重点を置くため会場にはいかなかった。監督の選択だ。(ピッチの)状態は良いと聞いた。それよりも自分たちがどのように準備するかが重要だ」と、万全の状態でブラジル戦を戦うことを明かした。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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